巨人・横川凱 プロ5年目の初勝利へ打線が3発7点強力援護 5回2失点で勝利の権利得て降板

[ 2023年4月23日 19:46 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2023年4月23日    神宮 )

<ヤ・巨>巨人先発・横川(撮影・沢田 明徳)
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 巨人の5年目左腕、横川凱投手(22)がヤクルト戦(神宮)で今季3度目、プロ通算7度目となる先発登板。味方打線の援護を受けて5回5安打2失点で降板し、プロ初勝利の権利を得て降板した。

 念願のプロ初勝利を目指す左腕を打線が強力援護した。2回に主砲・岡本和の2号ソロで先制し、秋広にも2試合連続適時打が出て2点を先取。4回にはバッテリーを組む大城卓が3号2ランを放って4点リードを奪った。

 その裏、横川はサンタナに1号2ランを浴びて4―2と詰め寄られたが、直後の5回に新助っ人ブリンソンの2号2ランで突き放すと、6回には秋広の犠飛でもう1点加えて7―2。ここで横川に打席が回ると、5回まで59球にもかかわらず原辰徳監督(64)が代打・長野を告げて降板となった。

 横川の投球内容は5回で打者18人に対して59球を投げ、5安打2失点。2三振を奪い、四死球なし、直球の最速は145キロだった。

 1メートル90の長身を誇る左腕は2018年ドラフト4位で巨人入り。大阪桐蔭では同期の根尾(中日)、藤原(ロッテ)らとともに高2春から4季連続で甲子園に出場し、3年時にはチーム2度目の春夏連覇に貢献するなど3度の優勝を経験した。プロ初先発となった2020年11月8日のヤクルト戦(東京D)では5回1失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が逆転を許してプロ初勝利が消滅している。

 育成契約を経て今季初登板初先発した6日のDeNA戦(横浜)で6回5安打1失点と好投するも打線の援護なし、前回登板した13日の阪神戦(東京D)では2本塁打を浴びて5回6安打4失点で2連敗を喫していた。

 ▼横川 一人一人丁寧に全力で投げました。野手の方々がたくさん援護してくれたおかげでリズム良く投げることができました。課題も出たので、しっかりと修正をして次回に臨みたいです。
 

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2023年4月23日のニュース