アスレチックス・藤浪晋太郎 あわや乱闘のシーン、同点2ラン浴びた元巨人ガルシアに次打席で死球

[ 2023年4月23日 09:13 ]

ア・リーグ   アスレチックス3―18レンジャーズ ( 2023年4月22日    アーリントン )

<レンジャーズ・アスレチックス>2回2死一、二塁、藤浪から死球を受けて怒りをあらわにするガルシア(AP)
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 アスレチックス・藤浪晋太郎投手(29)が22日(日本時間23日)、敵地アーリントンでのレンジャーズ戦に今季4度目の先発。元巨人のレ軍ガルシアに、同点2ランを浴びた次打席で死球を与え、あわや乱闘かというシーンがあった。藤浪は3回途中に自己ワーストタイの8失点で降板、4敗目を喫して防御率は14・40となった。ア軍は3―18で大敗した。

 2回2死一、二塁、フルカウントから藤浪の投じた内角高めへの投球がガルシアを直撃した。初回の第1打席で同点2ランを放っていたガリシアは、4球目も頭部近くに来ていただけに怒りの表情でマウンドに歩み寄りかけた。球場全体に不穏な空気が漂ったが、ガルミアは踏みとどまり、乱闘には至らなかった。

 藤浪は、2点の援護点をもらってマウンドに上がったが、いきなりレ軍打線につかまった。先頭打者に四球を出し、1死一塁から自己最速100・6マイル(約161・9キロ)の直球でローから見逃し三振を奪ったが、ガルシアに初球の真ん中に入った直球を左越え2ランされて同点。2回には1死三塁からセミエンに勝ち越しの左前適時打され、さらに2死満塁からヤンに左前2点適時打、続くハイムには右中間2点適時二塁打されて、この回、5失点。3回、先頭に四球を出し、暴投などで1死三塁としたところで降板した。

 前回登板の15日(同16日)のメッツ戦では、自身メジャー最長の6回0/3を投げて4安打3失点。味方の援護なく3敗目を喫したが、初めてのクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)で、通算成績は3試合で0勝3敗、防御率11・37となっていた。

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