阪神・村上は高校時代から変わらない性格の良さ 「年末年始に必ずあいさつに来ます」

[ 2023年4月23日 07:00 ]

セ・リーグ   阪神2-0中日 ( 2023年4月22日    バンテリンD )

2016年の選抜高校野球大会で初優勝し、胴上げされる智弁学園・小坂将商監督
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 虎にも村「神」様が誕生!?阪神・村上頌樹投手(24)が22日の中日戦に先発し、プロ初勝利を2安打完封で飾った。12日巨人戦で7回無走者投球のまま降板した右腕は、この日も5回1死まで1人の走者も許さない圧巻の投球を展開し、相手打線に二塁すら踏ませなかった。完封によるプロ初勝利は2リーグ制以降で球団10人目となったが、2桁奪三振、無四球はともに同初の快挙。過去2年は未勝利と1軍の壁に苦しんだ3年目右腕がチームの連敗を2で止め、首位タイに押し上げた。

 試合後、村上の恩師でもある智弁学園・小坂将商監督が、本紙のインタビューに応じた。以下、一問一答。

 ――待望のプロ初勝利です。
 「被安打2に無四球とは、立派なもんです。球数も105球ですから、理想的なピッチングですね」

 ――12日の巨人戦から続く完全投球は11回で止まりました。
 「巨人戦の後、LINEをしたんです。“交代したけど、岡田監督の采配は正しいと思うよ”と伝えました。村上から“あれが限界でした”と返ってきました。あの時の経験も生きたのではないでしょうか」

 ――16年選抜では智弁学園の初優勝に投打で貢献した選手。思い入れが強いのでは?
 「今もご両親が(淡路島の)タマネギを送ってくれますし、本人も年末年始に必ず、あいさつに来ます。性格の良さは高校の時からそのまま。ローテにしっかり入って、もっともっと勝てる投手になってほしい」

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