サヨナラ打の楽天・辰己 お立ち台で独演会 「僕が出てないとおもろない。出た方が華がある」

[ 2023年4月23日 18:33 ]

パ・リーグ   楽天4―3日本ハム ( 2023年4月23日    楽天モバイルパーク )

<楽・日>フランコから水をかけられる辰己(撮影・村上 大輔)
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 延長12回1死一、二塁で右中間へのサヨナラ二塁打を放った楽天・辰己が、ヒーローインタビューで地元のスタンドを沸かせた。

 プロ初勝利の内とともにお立ち台に上がり、まずは「前の打者の山崎剛さんが必死こいて四球を取ってくれたんで、何とか還したいなと思いました」と“小ボケ”。実際は山崎は1死二塁の場面で申告敬遠で歩かされていた。

 場内はちょっぴりの笑い。

 すかさずインタビュアーは「山崎選手は申告敬遠」とさりげなく修正し、「燃えましたか?」と質問。

 これに辰己は「はい、まあ…。燃えた…。燃えたっすね」

 右中間を抜けた瞬間の手応えを聞かれても「燃えたっすね」と答えてスタンドの笑いを誘った。

 この日はスタメンを外れ、守備で途中出場。そのことを問われると「僕が出てないとおもろないと思うんで。僕が出てた方が華があると思うし。圧倒的な成績を残すので、シーズン終わった時を楽しみにしといてください」と話し、盛大な拍手を浴びた。

 内のプロ初勝利には「それが一番うれしいですね」と笑顔。24日が内の21歳の誕生日で、この日は1日早いバースデー祝いとなったが、「僕の誕生日は年末(12月27日)なんで、よろしくお願いします」とアピールも忘れなかった。

 チームは3連戦に勝ち越し。

 「個人としてもチームとしても歯がゆい現状だけど、赤ちゃんと一緒で」と語り始めた辰己。「うちの息子も歯がちょっと生え始めてむずむずしているんですけど。今、チーム状況もむずむずしてますけど、しっかり歯が生えてきて、きれいな歯並びになっていくと思う。シーズン終了した時にいい順位で終われると思うので。信じてついてきてください」ときれいにまとめていた。

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2023年4月23日のニュース