巨人グリフィン 6回1失点でリーグ最多タイ3勝目 来日初安打も放ち「これからもどんどん塁に」

[ 2023年4月22日 22:18 ]

セ・リーグ   巨人4―2ヤクルト ( 2023年4月22日    神宮 )

<ヤ・巨>笑顔でポーズを決めるグリフィン(撮影・尾崎 有希)
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 巨人の新助っ人左腕、フォスター・グリフィン投手(27=前ブルージェイズ)がヤクルト戦(神宮)で来日4度目となる先発登板。6回4安打1失点の好投でリーグトップタイとなる3勝目(1敗)をマークし、チームの最下位脱出に貢献した。

 初回に3安打を集中されてオスナの適時打で1点先制を許すも、味方打線が直後の2回にプロ初スタメンだった秋広のプロ初安打初打点となる適時二塁打で同点。これに勇気づけられたのか2回、3回を3者凡退で切り抜け、4回にはバッテリーを組む大城卓に2点適時二塁打が出て勝ち越しに成功すると、危なげなく6回を投げ切った。

 投球内容は6回で打者23人に対して109球を投げ、4安打1失点。3三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は148キロだった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだグリフィンは首位ヤクルトとの対戦に「ストライク先行でどんどん攻撃的に投げて、とにかく打たせて取ろうと。後ろにいい守備の味方がいるのでしっかり打たせて取ろうと思ってました」と試合前の思いを明かし「おかげさまで6回まで投げることができました」と来日最多の109球を振り返った。

 「ここまでの試合でも味方のいい守備に助けられたことがあったので、自分としてはしっかりストライクを投げて、打たせてフェアゾーンに飛ばして任せようと思ってました」とバックに絶大な信頼を寄せ、自身の投球に専念したというグリフィン。6回には来日10打席目で初安打となる左前打も放ち、オコエの適時二塁打による貴重な追加点にもつながった。「1本出てホッとしてます。これから意識することなく打席に立てますし、これからもどんどん塁に出て得点できるようにしたいと思います」と打者並みのコメントも飛び出すなど投打にやる気満々だった。

 グリフィンは開幕2戦目となった1日の中日戦(東京D)で7回3安打無失点と好投して来日初登板初先発初勝利。チームに今季初勝利をもたらした。8日の広島戦(マツダ)では5回途中7安打6失点(自責5)KO。前回登板した15日の中日戦(バンテリンD)では自ら犠飛で来日初打点を挙げ、6回途中4安打2失点で来日2勝目をマークしていた。

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