衝撃の28打者連続無安打 明大・村田「完璧」 広島スカウトは先輩・野村との比較も

[ 2023年4月22日 13:57 ]

東京六大学野球 春季リーグ戦   明大0―0慶大 ( 2023年4月22日    神宮 )

<明大・慶大>力投する明大・村田(撮影・木村 揚輔)
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 明大と慶大との第1戦は0―0で9回引き分けとなった。プロ注目の最速147キロ右腕・村田賢一投手(4年)が9回を98球で1安打1四球無失点7奪三振。勝利にはつながらずも初回先頭に中前打を許して以降、1四球で無安打投球を続けた。

 
 「体の状態的にも悪く無いですし、しっかり準備していればこうやって決められるんじゃないかと思っていました。逆球も1、2球くらいに収まっているのでそれ(制球)が本当によかったと思います。完璧です」
 
 直球、カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、シンカー、チェンジアップ、ツーシームと8球種も駆使して慶大打線を幻惑。相手エースを攻略できなかった堀井哲也監督は「やっぱりストライクを取るボールから厳しいボールが来たというところでしょうね。追い込まれてからはある程度(厳しい球を)予測していたんですけど、その前に手を出せるボールが少なかった」と振り返った。

 バックネット裏では広島・苑田聡彦スカウト統括部長が視察。「いつも大崩れしない。球種が多いし使いやすい投手ですね。(明大の先輩で広島の)野村はスライダーが鋭角で曲がりカーブもよかった。直球は140キロちょっとでも切れがあり“これは打てない”と感じる投手だった」と語った。(柳内 遼平)

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