カブス誠也 先制2点打含む今季3度目マルチで大勝貢献「去年も最初は良かった。ここからじゃないかと」

[ 2023年4月22日 07:32 ]

カブス・鈴木誠也(AP)
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 カブスの鈴木誠也外野手(28)は21日(日本時間22日)、本拠地でのドジャース戦に「4番・右翼」で出場し、4打数2安打1四球2打点1得点。先制の2点適時打を放ち勝利に貢献した。試合はカブスが13―0で大勝した。

 好調鈴木が4番の仕事を果たした。初回1死二、三塁の好機にWBCメキシコ代表左腕ウリアスの92マイル(約148キロ)の直球を痛烈にはじき返し、左中間へ先制の2点適時二塁打。4戦連続安打でチームを勢いに乗せた。5―0の5回には無死一塁から大きくあいた一、二塁間を狙い打つかのようにつなぎの右前打。今季3度目のマルチ安打で一、三塁へと好機を広げ、この回一挙7点の猛攻を演出した。

 13―0と大量リードの7回はボール球に手を出さず四球を選ぶ集中力はさすが。決めてよし、繋いでよし。打率は・370へと上昇し、出塁率は・485、OPSは1.004と文句なしの数字が並ぶ。カ軍先発の左腕スマイリーが7回までパーフェクト投球も8回に投手内野安打を許し、12年8月15日にマリナーズのフェリックス・ヘルナンデスが達成して以来、24人目の快挙はならなかったが、チームの快勝に鈴木の表情も明るかった。試合後の鈴木の主な一問一答は以下の通り。

 ――スマイリーの投球は。
 「凄くテンポよくて、良かったと思いますし、それでチームが勢いに乗ったので、本当に凄かったと思います」

 ――完全試合を守った経験は。
 「それが全然気づいてなくて、終わっても気づいてなかったんで、凄かったなと思いました」

 ――流れを呼び込んだ先制の2点適時打。
 「いいピッチャーなんで、結果的にああなって良かったですね」

 ――結果が出ている。自己分析は。
 「去年も最初は良かったんで、ここからじゃないかと。特にあまり気にしてないです」

 ――WBCに出場できなかった悔しさ、少しは思いを晴らせているか。
 「シーズンは長いので、特に今はなんとも思っていないです」

 ――シーズン終わったときに晴らしたい。
 「終わってみてどうなっているかというのが全てだと思うので、しっかり頑張りたいなと思います」

 ――研究されている中で結果を出している。
 「ここからまたデータが出てきて、いろんな攻め方がまた変わってきたりすると思うんで、日々自分も勉強しながら、そういったところをしっかり見ながら、そこからすぐに対応できるように、去年の経験をいかしてしっかりやれればいいなと思います」

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