社が“仕切り直しの一戦”で大逆転星 3点劣勢の8回に一挙12点「呼吸が合っている」

[ 2023年4月22日 19:00 ]

高校野球兵庫県春季大会   社14―5育英 ( 2023年4月22日    高砂 )

<社・育英>8回に同点2点打を放ってガッツポーズする社・年綱皓(撮影・河合 洋介)
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 今春選抜に出場した社(兵庫)が2―5の8回に一挙12得点を奪う逆転勝利を飾った。

 7回までは8安打を放ちながら2得点のみだった。それが一転、8回に猛攻を仕掛けた。
 無死一塁から5番・合田華都(3年)が左翼越えの適時三塁打を放って空気が変わった。なおも無死満塁から1番・年綱皓(3年)が左中間への2点二塁打を放って同点。その後に押し出し四球で勝ち越すなど一挙6安打12得点を奪い、8回コールド勝ちに導いた。

 今春選抜では海星(長崎)相手に1―5で敗れて初戦敗退。選抜後初の公式戦となる仕切り直しの一戦で大勝を挙げて、山本巧監督は「主将を中心にやるべきことをやってくれた。1番の年綱から中軸まで呼吸がしっかりと合っていて頼もしい」とナインを称えた。

 選抜大会では同県の報徳学園が準優勝。主将の隈翼(3年)は「悔しかったです。自分たちは、思うような野球ができずに初戦敗退に終わった。夏も絶対に甲子園に出たい。今日もいい経験ができたし、次の試合でも何か得られるものがあると思うので頑張りたいです」と先を見据えた。

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2023年4月22日のニュース