大谷 無念オハピー気遣い、V弾の代役ウォーラクに感謝 自ら配球組み立て「言い訳できない、でも楽しい」

[ 2023年4月22日 14:03 ]

ア・リーグ   エンゼルス2ー0ロイヤルズ ( 2023年4月21日    アナハイム )

試合後の囲み取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が21日(日本時間22日午前10時38分開始)、本拠地ロイヤルズ戦で「2番・投手兼DH」でスタメン出場。投げては7回無失点で今季自己最多11奪三振で3勝目をマーク。打っては4打数1安打だった。チームは2-0でロイヤルズを下し、連敗を2で止めた。

 初回は12球で、3者連続で空振り三振と絶好の立ち上がりを見せた。6回には球速差が10キロ以上あるカーブを駆使。四球の後、この日2度目の3者連続三振で圧倒した。7回も続けて6者連続三振を奪い、7回まで2安打11奪三振の力投だった。現時点で防御率0・64とし、両リーグトップに浮上した。開幕から5試合での防御率0・64は球団新記録。

 17日のレッドソックス戦は雨天中断の影響で2回限りで降板したため、メジャー初の「中3日」登板。今季開幕から全4試合でマスクをかぶったローガン・オハピー捕手が試合前に左肩痛のため負傷者リスト(IL)入り。過去昨年5月に1度だけバッテリーを組んだことがあるチャド・ウォーラク捕手が今季初昇格し、先発マスクをかぶった。ウォーラクは打撃でも援護。3回に先制2ランを放ち、これが結果的に決勝弾となった。大谷はウォーラクについて「コーナーのボールもしっかりフレーミングして、どんどんストライクとれるようにやってくれた。素晴らしいバッティングだった。助けてもらいました」と振り返った。

 一方で無念のオハピーについて「状態がちょっとわからないので…本人が一番残念だと思いますし、早い段階で帰ってこれるようにサポートしたいなと。外れたから負けるというのも嫌なので。なんとか勝って、少しでもと」と気遣った。

 自ら配球を組み立てていることについて「楽ということはないですかね。自分で決めて投げるということに対する責任も出て来るし、何より言い訳できない。自分で決めて、あらゆるカウントで考えながら投げるのは一つ作業は増えますけど、その分楽しいかなと思います」と述べた。

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