大谷 7回11K無失点で3勝目「うまく投げられた、後半は疲れていた」 3戦ぶり安打も打撃は「辛抱」

[ 2023年4月22日 12:57 ]

ア・リーグ   エンゼルス2ー0ロイヤルズ ( 2023年4月21日    アナハイム )

<エンゼルス・ロイヤルズ>6回、マッシーを空振り三振に仕留め引き揚げる大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が21日(日本時間22日午前10時38分開始)、本拠地ロイヤルズ戦で「2番・投手兼DH」でスタメン出場。投げては7回無失点で今季自己最多の11奪三振、打っては4打数1安打だった。チームは2-0でロイヤルズを下し、連敗を2で止めた。

 初回は12球で、3者連続で空振り三振と絶好の立ち上がりを見せた。3回に先頭に初安打を許したが、守備でとっさの好判断。後続を併殺に抑えてピンチをしのぐなど投球以外でも冴えわたった。6回には球速差が10キロ以上あるカーブを駆使。四球の後、この日2度目の3者連続三振で圧倒した。7回も続けて6者連続三振を奪い、7回まで2安打11奪三振の力投だった。現時点で防御率0・64とし、両リーグトップに浮上した。

 大谷は「連敗して遠征から帰ってきたので、なんとか初戦のホームとれて良かったなと思います」と安ど。投球について「前回よりかはコマンド的にもよかったですし、後半は疲れてたかなと思うので、そこらへんはもう少しかなと思います」と振り返った。直球、カーブ、スライダーなど様々な球種で三振を積み上げ「バランスよく投げられたかなと思います。3巡目はカーブ混ぜながらうまく投げられたので、良かったんじゃないかと思います」と語った。

 8回には3試合ぶりの安打も出た。「2打席目(併殺打)もいいバッティングではあったんですけど…なかなか。ホームランキャッチされたのもそうですし、レッドソックス戦のライトライナーもそうですけど、良い当たりがヒットにならないという、まあ辛抱じゃないかなと思います」。チームはこれで10勝10敗とし、「とりあえず貯金5くらい作れるように頑張りたいですし、それを夏場まで少しでも増やせるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 大谷は17日のレッドソックス戦は雨天中断の影響で2回限りで降板したため、メジャー初の「中3日」登板。今季開幕から全4試合でマスクをかぶったローガン・オハピー捕手が試合前に左肩痛のため負傷者リスト(IL)入り。過去昨年5月に1度だけバッテリーを組んだことがあるチャド・ウォーラク捕手が今季初昇格し、バッテリーを組んだ。ウォーラクは打撃でも3回に先制2ランを放つなど援護した。

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