巨人・秋広優人こんな人　身長2メートル、靴は32センチ　「ミドリーノは嫌い」とピーマン食べず

セ・リーグ   巨人4―2ヤクルト （ 2023年4月22日    神宮 ）

＜ヤ・巨＞2回、同点適時二塁打を放った秋広はベンチで笑顔（撮影・沢田　明徳）
Photo By スポニチ

　巨人の高卒3年目、秋広優人内野手（20）がヤクルト戦（神宮）で「7番・左翼」に入り、プロ初スタメン出場。第1打席で待望のプロ初安打初打点をマークし、チームの最下位脱出に貢献した。

　0―1で迎えた2回、2死一塁で入った第1打席だった。相手先発右腕・小川が1ボール2ストライクから投じた4球目、高め直球を叩くと打球は右中間を真っ二つに割る二塁打となり、一走・吉川が同点のホームを駆け抜けた。高卒新人だった2021年以来2年ぶり、プロ通算2打席目での初安打初打点が値千金の同点適時打。会心の笑みを浮かべてガッツポーズを見せた秋広に原辰徳監督（64）らベンチにも笑顔が並んだ。

　4回の第2打席は小川の内角直球に無死満塁で空振り三振、6回の第3打席は2番手左腕・山本の初球ツーシームに一ゴロ。その裏の守備からベンチに下がり、プロ初スタメンは3打数1安打1打点という内容だった。

　◆秋広　優人（あきひろ・ゆうと）

　☆生まれ＆サイズ　2002年（平14）9月17日、千葉県生まれの20歳。2メートル、95キロ。右投げ左打ち。

　☆球歴　幼稚園の年長から野球を始め宮本中時代は江戸川ボーイズに所属し、主に内野手。二松学舎大付では1年秋からベンチ入り。2年秋からエースで4番となり、投手では最速144キロ、高校通算23本塁打。20年ドラフト5位で巨人に入団。

　☆打球速度　1年目の宮崎キャンプでは岡本和に次ぐ166キロを計測。平均も150キロ台を常時記録した。原監督も「平均150キロぐらい出るとかなりの選手、1軍クラス」と評した。

　☆靴は特注　靴のサイズが32センチのため、既製品が店に置いてあることはほとんどなく「靴屋は行かないですね。全部ネットで売ったりしてるのをそのまま。デザインで決められない」。

　☆緑の野菜が嫌い　好きな食べ物の一つが青椒肉絲（チンジャオロースー）。だが、小さなころから緑色の野菜を「ミドリーノ」と呼び「ミドリーノは嫌い」と細切りのピーマンを全部避けて食べる。父・伸也さんは「きれいに残す。あれで集中力ついたのかな」と苦笑い。