Rソックス・吉田 侍ジャパンの一体感がより高まった一打とは「ベンチに帰って自分も興奮していた」

[ 2023年4月22日 18:14 ]

レッドソックス・吉田
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を果たした野球日本代表「侍ジャパン」の主砲・吉田正尚外野手(29=レッドソックス)が22日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。MVP級の大活躍の裏側が明かされた。

 大会では不振の村上に代わり、準々決勝のイタリア戦から4番に座った吉田。「移動の時に監督からスタメン発表があった。負けられない戦いで、監督も覚悟を持って変更したと思うし、スタメン発表の時は自分も返事が遅れて…“おう”みたいな」と当時の状況を振り返った。

 準決勝のメキシコ戦では7回に同点の3ランを放ち、逆転劇の立役者となった。「最初はみんな厳しいかなって。球場の雰囲気が全然違った。緊張感というか、飲まれてた感じはあった。朗希が最初3ラン打たれて、多分みんながちょっとヤバイっていうのは感じてたし、打線もズルズルいって朗希には申し訳なかった」と、序盤のベンチの雰囲気を語った。同点3ランについては「2死から大谷くんが四球で出て、追い込まれて僕的にはつないでいこうと思ったが、結果ホームランになって追いついて。そこでまたチームの一体感が生まれたというのを、ベンチに帰って自分も興奮していたが感じた」と、普段はクールな吉田も、劇的な一発に興奮を隠せなかったという。

 打った瞬間について「良い感じでヘッドが抜けたので、内から(バットが)出たので、パっと見た時には切れるなと思ったが距離は大丈夫かなと。最後だけ“切れるな”と思っていた」と振り返った。

 吉田は今年のWBCで主砲として世界一に貢献。準決勝のメキシコ戦では一時同点に追いつく3ランを放つなど、大会を通じて大活躍。新記録となる大会通算13打点を挙げ、ベストナインにも選ばれた。

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