ソフトバンク藤本監督が開幕投手について「僕の一押しは藤井と和田」と明言 和田ならパ最年記録更新

[ 2023年2月10日 19:10 ]

9日、シート打撃登板後に藤本監督、斉藤投手コーチ(右)と話しをする藤井(左)(撮影・中村 達也)
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 開幕投手争いは“延長戦”へ突入。ソフトバンクの藤本博史監督(59)がキャンプ休日の10日、オンライン取材に応じ、開幕投手の決定を先延ばしすると話した。「第4クール(15~19日)になるかな、決まるのは」。当初は第3クール(11~14日)までに決めると話していたが、候補の投手が総じて順調な仕上がりで、やむを得ないと判断した。

 指揮官の中では「東浜、石川、大関、そして僕の一押しの藤井も考えていて、あとは和田」と5人までに絞られている。さらに「僕の一押しは藤井と和田です」と強調し、ベテラン和田のサプライズ案も明かした。

 今月21日で42歳になる和田については今季も疲労を考慮しながら起用する方針。開幕戦が行われる3月31日から中6日の4月7日に試合がなく、一度飛ばせばフレッシュな状態で次回先発へ向かうことができる。さらに先発ローテーション全体を大きく崩さないで済むというメリットもある。

 もし和田が開幕投手に指名されればパ・リーグ最年長記録、1995年の佐藤義則(オリックス)の40歳6カ月を塗り替える。藤本監督は「和田と話したら“僕じゃないでしょ”と言われた。でも和田もそういうつもりでつくってくれているので、和田になる可能性もある」と選択肢に残している。最終決定では投手コーチの意見を尊重する方針でいるが、それまで悩ましい日々が続く。

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