【虎番アレコレ】新米記者として戻ってきた思い出の地…ブルペンでの“初仕事”終えて疲労と充実感

登板終え笑顔の才木（撮影・大森　寛明）
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　初めて阪神の沖縄キャンプに足を運んだのは3年前。その時の高揚感は今でも鮮明に覚えている。当時、大学生だった私は日が暮れるまで選手たちの姿を夢中で追い続けた。

　祖父の影響で幼い頃から生粋の虎党。初めて買ってもらったユニホームは背番号7の今岡選手だった。また、藤川球児選手の引退発表時には街中でファンの反応を取材中だった元虎番の長谷川記者に偶然遭遇し、取材を受けたこともある。

　そして今回は新米記者という立場で南国の地に戻ってきた。当然、観光気分なんてない。今は記者として伝える義務がある。初日はブルペンで球数と球種を確認しながら投球に熱視線を送った。虎での“初仕事”を終えて、どっと押し寄せた疲労感。ただ、とても幸せな充実感があった。（山手　あかり）