巨人ドラ1・浅野　紅白戦でスタメン出場が決定「走攻守全てに自信がある」

ケース打撃で浅野は右前打を打つ（撮影・西川　祐介）
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　期待のルーキーが初陣に目を輝かせた。巨人ドラフト1位・浅野（高松商）は、11日に行われる紅白戦で紅組の「8番・DH」でスタメン出場が決定。「走攻守全てに自信があるので打てなくても守備と走塁、走れなくても攻撃と守備と、3つあるところで1つでもアピールできればいい」と意気込んだ。

　洗礼を浴びても前向きだった。この日は、キャンプで初めてシート打撃の打席に立ち、3打数無安打2三振。1軍で通算30試合に登板している7年目右腕・谷岡との対決では2ボール2ストライクからフォークにバットが空を切り「あそこまで落差のあるピッチャーを見たことがなかった」と目を丸くした。その後も空振り三振、二飛と快音は響かず。それでも「暗くなることなく次打てるように対策を考えながらやっていきたい」と言った。

　自己分析はできていた。「打てる球を見逃して、打てない球を振ってという感じ」と、3打席全てで初球のストライクを見逃した姿勢を反省。肌で感じ「プロのレベルでは、見たところで打てない。初球から変化球か真っすぐか絞って打つことをしていきたい」と今後に生かしていく。

　期待度の高さの表れである早い段階での実戦デビューに、大久保打撃チーフコーチは「大きな1打席、2打席ですよ。良い経験になる」。1軍レベルを感じさせ、今後の糧とさせることが狙いだ。途中からは外野守備にも就く予定。「1打席の中で打てる球は絶対来ると思う。それを積極的に打つことを徹底していきたい」と浅野。1軍の景色を学ぶ。（小野寺　大）