落合博満氏 09年WBC、中日選手が代表辞退で大バッシング あの時の真相とは

[ 2023年2月10日 17:20 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が10日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。09年のWBCで中日選手全員が代表辞退したことについて当時の思いを語った。

 まず、08年シーズンを振り返った落合氏。シーズン中に開催された北京五輪では、中日から川上、岩瀬、荒木、森野に加え、台湾代表からはチェンも選出された。主力5人が抜かれた中日は巨人、阪神に次ぐリーグ3位と苦しみ、優勝した巨人とは12ゲーム差も離される完敗の一年となった。

 このことを踏まえ「1回、中日で全員断ったっていう年あったでしょ」と語りだした落合氏。話題は翌09年、WBCの日本代表選考において、中日選手全員が辞退したことに及んだ。当初は公表しないとされていた辞退者の名前が公になり、非協力的だとして大バッシングを受けた。

 「オレが選手に“どうすんだ?”と聞いたら“いや、実は行きたくないんです”と。だったら“自分で断るよりは球団から断ってやるからな”ということで」と選手の意思を尊重し、さらに選手が矢面に立たないように配慮した結果だったと明かした。

 落合監督が全て計画したかのような報道には「すぐ新聞はそういうふうに悪者にしちゃうからね」と苦笑いを浮かべながら振り返っていた。

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2023年2月10日のニュース