西武・平良が結婚 先発転向へ新妻と二人三脚、交際2年TDLで“ド直球”プロポーズ

[ 2023年2月10日 05:00 ]

練習で汗を流す平良(撮影・白鳥 佳樹)
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 西武の平良海馬投手(23)が結婚していたことが9日、分かった。お相手は同い年で栃木県出身の一般女性。初めて訪れた東京ディズニーランドでプロポーズし、昨年12月27日に婚姻届を提出した。食事面などのサポートは万全で、今季先発に挑戦する160キロ右腕は新妻の力強い支えを受け、新たなスタートラインに立つ。

 先発挑戦へ、これ以上ない後押しだ。出会いは約2年前の20年12月。知人の紹介で顔を合わせ、平良は「しゃべり方、見た目、振る舞いも全部が優しそうな人だった」と自然に好印象を抱いた。

 21年の12月、ディズニーランドデートに誘われ「ここだと思った」とド直球でプロポーズ。人生で初めて訪れた夢の国で愛を伝えた。もちろん、一番の思い出に残る場所。「たくさん歩きましたが、楽しかったです。3時間並ぶイメージだったけど、待ち時間が意外と少なかった」と振り返り、印象に残ったアトラクションについては「ホーンテッドマンション。何か分からず乗ったけど、お化けの感じとかめちゃくちゃ怖かったです」と笑った。

 交際2年でゴールイン。既に都内で新婚生活をスタートさせて、万全の食事サポートを受けている。新妻は栄養士と献立を相談し、料理を勉強。栄養バランスを考慮したメニューが食卓を彩る。

 「時期に合わせたご飯を考えて、作ってくれる。手料理は全部好きです」。早く起きた際には平良自身が朝食を作ることもあり「リクエストがあれば、YouTubeを見て何でも作る」と手料理で感謝を伝えてもいる。

 昨季はチームトップの61試合に登板し、1勝3敗、9セーブ34ホールド、防御率1・56で最優秀中継ぎのタイトル獲得。「家では野球に集中できる環境を整えてくれる。負担はだいぶ減っているのでうれしい」と大きな支えになっていた。昨年12月の契約更改交渉では、ここ数年希望していた先発への転向を球団に直訴。2度目の交渉で認められた。新妻は野球には詳しくないため「自由にさせてくれるのでいい関係」。新たな船出を温かい目で見守ってくれている。

 守るべきものができ「不安な思いをさせないように。日頃から感謝していきたいし、活躍する姿を見せて、喜ばせて、恩返ししたい」。一家の大黒柱は先発陣の柱になるべく、新妻と二人三脚で新たなスタートに立つ。

 ≪リカバリー調整≫9日の平良はショートダッシュ、キャッチボール、ランニングなどの軽めのメニューで調整。7日にキャンプ初ブルペンで61球を投じただけに「しっかりリカバリーメニューを入れた。ここまで、体の状態はいい感じにきている」とうなずいた。今後はブルペンで100球程度まで球数を伸ばし、実戦に備えていく。

 ◇平良 海馬(たいら・かいま)1999年(平11)11月15日生まれ、沖縄県石垣市出身の23歳。真喜良小1年から捕手として野球を始め、中学時代に投手に転向。八重山商工では甲子園出場なし。17年ドラフト4位で西武に入団。20年に1軍定着し54試合登板で新人王。21年は開幕から39試合連続無失点のプロ野球記録を樹立し、東京五輪で金メダルを獲得した。1メートル73、100キロ。右投げ左打ち。

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