八重樫幸雄さんが明かした“八重樫ネット”誕生秘話にサンド伊達大興奮「全部!?」

[ 2023年2月10日 16:44 ]

2019年、神宮での始球式に登場した八重樫幸雄氏
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 元プロ野球選手で解説者の八重樫幸雄さん(71)が9日深夜放送のテレビ東京「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」(木曜深夜1・00)にゲスト出演。仙台商時代にあった“八重樫ネット”について、その誕生秘話を明かした。

 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(48)と富澤たけし(48)、同「ナイツ」の塙宣之(44)と土屋伸之(44)が“ホスト役”を務める同番組。この日は、投手とほぼ正対するほどの極端なオープンスタンスと“神主打法”で知られ、タレントの中居正広(50)が得意とするモノマネや、ヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が忙しくなると「いそがしやえがし」と頻繁にブログでつづるなど現在も語り継がれる“伝説”八重樫さんがゲストとして招かれた。

 八重樫さんは仙台商から1969年ドラフト1位でヤクルト入りした元捕手で、引退後に長年務めたコーチ、スカウト時代も含めてヤクルト一筋に過ごした。ともに仙台商ラグビー部出身の「サンドウィッチマン」にとっては母校の先輩にあたる。それだけに、八重樫さんが登場するなり「先輩!八重樫先輩!」「わが仙台商業の大先輩でございます!」「うれしい!八重樫さんが来てくださって!」と満面笑みで心底うれしそうな伊達。そこから、23学年下にあたるサンド在学時代にも野球部グラウンドの左翼後方にあった防球ネットの話になった。

 「“あのネットなんなんだろうな”となった時に“あれは八重樫ネット”だと。オレらの時にもまだあったのよ」と興奮収まらない伊達。これがいわゆる“八重樫ネット”で、八重樫さん自身がその誕生秘話を語った。

 「それができたのは、1年生で入ったばっかで“5球打て”と言われたんですよ。それで僕が5球とも全部(当時のネットを)越えたんです」。この告白に「サンド」と「ナイツ」の4人はびっくり。「え?5球とも!?全部!?」(伊達)の声が響いた。八重樫さんによると、その5球のうち1球がグラウンド後方の道路を走っていた車に当たりそうになったそうで「それで(当時の野球部)部長が“ああ、ヤバい”ってなって。そのあとに…」と“八重樫ネット”誕生の舞台裏を明かした。

 八重樫さんはそんな“事件”の後、仙台商1年生の夏に早くも甲子園出場を果たし、3年生だった1969年夏の甲子園では見事8強入り。同年のドラフト1位でヤクルト入りした。「5球いったとは。初めて聞きました」と“後輩”伊達もうれしそうだった。

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