順大・小林教授がロッテナインに講義 パフォーマンスを上げるために重要なのは…

[ 2023年2月10日 10:48 ]

ロッテナインに講義する順大・小林教授(球団提供)
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 昨季5位から巻き返しを狙うロッテは9日、宿舎での夕食後に順天堂大学医学部の小林弘幸教授から「自律神経とパフォーマンスの関係について」をテーマに講義を受けた。ロッテと順大医学部は2020年から提携し、選手が年間を通してパフォーマンスを発揮できる環境づくりを行っているが、全選手を対象にした講義は初めてという。

 小林教授は10日練習前に報道陣に対応し、「勝負事なので試合中に“流れ”というものがある。その流れをどうやって感じるかということを自律神経や腸内環境という分野から説明させていただいた。野球であればエラーをしたり、バントをしたり“乱れ”があった時に、どうやって早く立て直すか、基本的にはパフォーマンスを上げるために、何が重要かをお話させていただいた」と明かした。

 同教授はパフォーマンスを上げるためには「1個1個の細胞に質の良い血液を流すことができるか、質を決めるのは腸内環境で、血流をコントロールするのは自律神経」と説明。そのために食事、風呂の入り方、睡眠などを見直していく必要性を訴えた。

 また、メンタルの強い弱いということについて、精神的な部分よも肉体的な側面に視点を向け、心技体ではなく、体技心」と強調。体の部分から改善し、練習によって技を身につけることで心も改善されると指摘した。

 WBCに出場する佐々木朗希投手(21)について「(宿舎のビュッフェで)腸内環境と筋肉の質を上げることを考えたものを自分から積極的に取っている」と明かし、「食事に関してかなり真剣に取り組んでいる」と称賛した。

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2023年2月10日のニュース