阪神・中野　レジェンド鳥谷氏から初指導！「捕り方の引き出し増やせ」遊撃個人レッスンで守備の極意授かる

鳥谷臨時コーチ（右）の指導を受ける中野（撮影・大森　寛明）
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　侍ジャパンの一員にも選出された阪神・中野が往年の名遊撃手から金言を授かった。「ゴールデングラブ賞」5度受賞した臨時コーチ・鳥谷敬氏からの初指導。個別練習では小幡、木浪とともに、遊撃で守備の個人レッスンを受けた。

　「捕り方のバリエーションを増やした方がいいんじゃないかと言われた。打球に応じてもっと臨機応変に対応できるようにしたい」

　グラブと顔の距離が遠いこと、前に出て捕る形を増やすように助言された。また、守りでの足の運び方が打撃につながるとも教わった。同氏は日本代表として13年の第3回WBCを経験した一人。11日までの滞在中に、「気持ちの面でWBCのことを聞きたい」と弟子入りを志願した。

　遊撃争いを繰り広げる小幡と木浪も実演を交えた1時間25分の指導を受けた。小幡は「バウンドが合わない時の対処方を教えてもらった」と話すなど充実の一日。一方、4年ぶりに古巣復帰した同氏は「エラーが多いからって負けるというわけでもない。（失策数は）意識する必要はない」と選手たちの背中を押した。