ソフトB・藤井 開幕投手に浮上 初のシート打撃登板「順調」 藤本監督「候補が5、6人おる」

[ 2023年2月10日 05:00 ]

シート打撃に登板した藤井は順調な仕上がりを見せた(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク・藤井が宮崎キャンプ初のシート打撃登板で、先発仕様にモデルチェンジした投球を披露した。打者10人と対戦し4安打されたが、直球は最速151キロをマークし、先発用に習得中のカーブも効果的に活用。「変化球でストライクを取れたし、真っすぐもいい感じで投げられた。順調かなと思います」と手応えを語った。

 対戦4人目の渡辺陸に対してカーブを巧みに使った。初球が113キロ、2球目が114キロの“遅球”であっさりと追い込むと、1ボール後の4球目に148キロの直球で空振り三振に仕留めた。「緩急という意味で一つカードがあると凄くピッチングが楽になる」。捕手のサインに首を振ってカーブを投げ、最高の結果につなげた。

 藤本監督は「いいカーブを投げとった」と高評価。混戦に拍車がかかったのが開幕投手レースだ。過去に経験している東浜、石川が有力だが、指揮官は「候補が5、6人おる。第3クール(11~14日)が終わったら発表すると言ったけど、発表できんかもしれんね」とうれしい悲鳴を上げた。藤井は開幕投手について「イメージが湧いてないのが正直なところ」としながら「言われれば、そこに向けてしっかり準備はしていきたい」と話した。ひょっとしたら、と思わせる順調な仕上がりを見せている。(森 寛一)

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2023年2月10日のニュース