松坂大輔氏 東尾氏の孫へ通算200勝記念球を“返還”へ「いつか直接渡しに…」

[ 2022年5月23日 16:22 ]

<MLBカップ2022活動プラン発表会>笑顔でポーズする松坂氏 (撮影・白鳥 佳樹)
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 元西武の松坂大輔氏(41=スポニチ本紙評論家)が、西武入団時に当時の東尾修監督(スポニチ本紙評論家)から贈られた東尾氏の通算200勝の記念ボールを、東尾氏の孫である理汰郎君(9)に託す考えを示した。

 松坂氏はこの日、元マリナーズの岩隈久志氏、東尾氏の長女である理子さんとともに、野球の普及、発展、東日本大震災からの復興などを目的とした、MLBジャパンが主催する小学4、5年生を対象とした野球大会「MLB CUP 2022」の発表会に出席。

 壇上では松坂氏が東尾氏から受け取ったボールの話題となった。

 松坂氏は98年ドラフト1位で西武に入団。その際に東尾氏の200勝の記念ボールを贈られた。自身が200勝をした際に記念球を東尾氏に渡すことを誓っていたが、昨年日米通算170勝で現役を引退した。

 引退後に対面した際に「(ボールは)理子さんの息子さんに引き継いでもらっていいですか?お渡ししたいです」と松坂氏。いったんは渡したものの、東尾氏から「お前が直接渡せ」と返却されたという。

 まだボールは手元にあるといい「今日持ってくればよかった」と松坂氏。

 壇上では、理子さんが理汰郎君から松坂氏への動画メッセージを流すシーンも。「僕もこれから野球を頑張っていきます。応援よろしくお願いします」とのメッセージに松坂氏は笑顔。ボールは「いつか直接渡しに行きます」とした。

 東尾氏の200勝のボール。日米通算170勝の松坂氏の手を経て、若い世代へと受け継がれていく。

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2022年5月23日のニュース