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金本知憲氏 強いチームには好打の1、2番がいる 近本、中野がお互いカバーできればチームはさらに上向く

[ 2022年5月23日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-0巨人 ( 2022年5月22日    甲子園 )

金本知憲氏
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 【金本知憲 視点】立ち上がりの投球からも巨人・高橋の不調は明らかだった。当然、阪神ベンチも同じ印象を持っていたはずだ。そのイメージを確信に変えたのが近本。初回、先頭でいきなり146キロの直球を確実に捉えた。このチーム初安打で打線全体も「きょうはいけるぞ!」と感じたはずだ。

 わずか1回2/3を4失点で降板した高橋に対しては3安打。3四球が絡んだ得点だったが、積極的な攻撃が奏功した。初回の近本は3球目を中前打。続く2回の近本も4球目の147キロ直球を再びはじき返した。なおも2死満塁では大山も早いカウントから仕掛けた。初球の変化球はファウルも、続く2球目のチェンジアップを拾って左前に運んだ。

 近本は本来の姿を取り戻しつつある。一方で4試合連続無安打の中野が気がかりだ。近年では3連覇を誇った当時の広島には1番・田中広、2番・菊池涼がいた。また、一昔前の中日には荒木、井端が打線をけん引した。強いチームには必ず好打者の1、2番コンビが存在する。

 特に阪神の1、2番は俊足。それだけに得点力アップの鍵は近本、中野が握っていると言ってもいい。1、2番がともに好調というのが理想。ただ、どちらか1人の状態が悪くても、どちらか1人がカバーする。もちろん中軸も大切だが、1、2番コンビがともに好調となれば得点力は上がりチームの状態も上向いてくる。(スポニチ本紙評論家)

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