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“中田級パワー”大阪桐蔭・松尾が場外弾「ライナーを伸ばすイメージで打てた」チームは公式戦28連勝

[ 2022年5月23日 05:30 ]

春季高校野球近畿大会1回戦   大阪桐蔭9-0和歌山商 ( 2022年5月22日    紀三井寺 )

<大阪桐蔭・和歌山商>初回、先制の2点本塁打を放った大阪桐蔭・松尾(撮影・後藤 正志)
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 近畿大会は1回戦2試合が行われ、今春選抜優勝の大阪桐蔭が今秋ドラフト上位候補・松尾汐恩(3年)の場外弾などで7回コールド勝ち。同準優勝の近江(滋賀)も投打がかみ合い快勝した。両校は28日に予定される準決勝で、選抜決勝以来の再戦となる。

 最初のスイングで、一瞬にして流れを呼び込んだ。大阪桐蔭の「3番捕手」松尾が初回1死一塁で、17日の大阪大会決勝から公式戦2戦連発となる決勝の先制2ラン。推定飛距離130メートルの高校通算26号は、06年秋に先輩でもある中田翔(巨人)の同160メートル弾をきっかけに設置された左翼の通称“中田ネット”を悠々と越えていった。

 「ネクスト(サークル)でイメージできていた。上からかぶせて、ライナーを伸ばすイメージで打てました」

 相手先発の木村健太郎(1年)は右下手投げの軟投派。惑わされず、カウント2-0から107キロの遅球を完璧に捉えた。火のついた打線は2回までに大量6得点を奪い、公式戦28連勝。OBでもあるオリックスの谷口悦司スカウトも「甘い球をしっかり1球で仕留められている」とうなった。

 扇の要は、これまで場外弾が記憶にないという。打球の行方を最後まで追わないからだ。「打ったらすぐ走者に(目線を)切り替える。打球を見るなら、走者として走ります」。弾道の余韻に浸るのではなく、すぐに次のプレーへ移る。一瞬の隙も見せないことが、強さの要因でもある。

 28日の準決勝は今春選抜決勝で下した近江との再戦。「どこが相手でも、やることは同じ。強気で戦っていきたい」。自分たちの野球を貫き、返り討ちにしてみせる。(北野 将市)

 ▽大阪桐蔭・中田の紀三井寺特大弾 06年11月3日、近畿大会準決勝・市川戦で2回に左翼場外へ推定飛距離160メートルのアーチ。打球は左翼場外後方にある民家を越え、側道の溝から発見。その後に通称「中田ネット」が設置された。

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