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高校野球春季関東大会 山梨学院・武藤“引退試合”で監督もビックリの初完封

[ 2022年5月23日 13:14 ]

高校野球春季関東大会・準々決勝   山梨学院8―0前橋育英(7回コールド) ( 2022年5月23日    栃木県総合運動公園 )

<前橋育英―山梨学院>山梨学院の背番号11・武藤が高校初完封に会心の笑顔をふりまく
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 山梨学院の武藤大地投手(3年)が前橋育英を7回コールドながら6安打シャットアウトに封じた。

 最後の打者を二ゴロに打ち取ると、武藤が笑顔でナインとハイタッチを交わした。下級生時は打撃投手で、今春初めてベンチ入りした右腕が公式戦初登板初完封。名将・吉田洸二監督(53)も目を白黒させながら、背番号11を迎え入れた。「ビックリです。私も30年近く指導してきましたが、地区予選で投げていない投手が関東大会で完封なんて。高校で野球を辞めるというから“きょうは引退試合のつもりで投げろ”と送り出したのに…」

 130キロ台の直球と変化球の緩急で、マウンドを守り抜いた武藤も興奮を隠せない。「きのう(22日)先発と言われてメチャ緊張したけど…。自分のやれることは全部出し切れた」。昨冬まで打撃投手として黙々と投げ込む間、スライダーなど制球を磨いた。「仲間の反応を見てどの曲がりが嫌なのか、少し分かってきた」。大学進学希望ながら、野球は高校限りと現時点で決めている。「最後の夏にすべて出し切りたい」。

 エース榎谷礼央(3年)が右足つま先炎症で実戦登板から遠ざかる中、春夏連続甲子園を目指すチームに“孝行息子”が出現した。 

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