ヤクルトの「東京五輪金仲良しコンビ」山田&村上がアベック借金回避弾

[ 2022年4月28日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト8-2広島 ( 2022年4月27日    マツダ )

<広・ヤ>4回1死一塁、中越えに2点本塁打を放った村上(右)を迎える山田(撮影・奥 調)
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 ホームインするヤクルト・村上を、ハイタッチで山田が迎えた。今季2度目のアベック弾。自慢の主軸がそろって快音を響かせた。

 まずは3番・山田だ。初回2死。床田の真ん中高め148キロ直球を捉え左翼席上段へ。「真っすぐに力負けしないように。自分のスイングができた」と11試合ぶりの一発を運んだ。先制の5号ソロ。試合前時点でリーグトップの防御率1・65の左腕を3回KOに追い込む口火を切った。

 4番・村上は4回だ。中前打を放った山田を一塁に置き、矢崎の高め148キロ直球を狙い打ち。「哲さんがランナーで、バッテリーも盗塁を警戒していると思ったので、直球を狙った。しっかり押し込めた」とバックスクリーン左へ6号2ランを運んだ。

 昨夏の東京五輪で金メダル獲得に貢献した左右の主砲が5日以来今季2度目のアベック弾。昨年7月の山田の誕生日には村上がスニーカーをプレゼント。「めっちゃ履いている」とお気に入りとなった一足のお礼に後日お返しを贈った。「何かは教えられない」と明かさなかったが、公私で仲良し2人が打線をけん引した。

 負ければ借金生活突入の危機で、山田は今季初の4安打、村上は今季初3安打。「大事な3、4番。チームの先頭に立つ自覚を持ってやっていきたい」と山田。2人で7安打5打点の活躍だった。(青森 正宣)

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