大谷翔平 先発登板初の1試合3安打!投げては5回2失点“粘投”で今季2勝目、チームは4連勝

[ 2022年4月28日 13:50 ]

ア・リーグ   エンゼルス9―5ガーディアンズ ( 2022年4月27日    アナハイム )

エンゼルス・大谷翔平投手(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は27日(日本時間28日)、本拠地エンゼルススタジアムでのガーディアンズ戦に今季4度目の「2番・投手」で投打同時出場し、先発登板で初めての1試合3安打するなどの投打で活躍。粘りの投球で5回5安打2失点に抑えて今季2勝目を挙げ、打っては本拠地初打点となる右越え適時二塁打するなど今季初の1試合3安打をマークしてチームの4連勝に貢献した。

 投げては、初回にラミレスに真ん中に入ったスライダーを右中間に5号2点本塁打されたが、2回以降は粘りの投球。味方打線が同点に追いついた直後の2回は1死一、二塁とされたが無失点で切り抜けた。ウォードの満塁本塁打で4点のリードをもらった3回は1死二塁とされたものの、後続を抑え、4、5回は丁寧にコースをついて3者凡退に抑えて降板した。この日の最速は98・8マイル(約159キロ)。全86球を投げストライクは59球で、ストライク率は今季最も高い68・6%だった。

 打っては、初回無死二塁の第1打席はガ軍先発右腕プリーサックの前にニゴロ、2回無死の第2打席もニゴロに倒れたが、4点リードの4回の第3打席で中前打で出塁し、ウォルシュの右前適時打で生還。前日26日(同27日)の同カードに続いて2試合連続安打とすると、5点リードの6回1死二塁の第4打席では左腕アレンから右越え適時二塁打し、今季本拠地初打点を記録。3試合ぶり今季5度目のマルチ安打となった。さらに8回無死の第5打席では右前打し今季初の1試合3安打も記録した。先発登板した試合の1試合3安打は渡米後初。

 試合後、大谷は投球について「初回、2回とあまり体が動いてなかったので苦しかったんですが、味方も点を取ってくれていたのでいいリズムでいけたかなと思います。初回から寒かったので今一つ温まっていないなという感じがしましたけど、回を重ねるごとにいい動きが増えてたので、そこがいいところかなと思います。連勝はしていますけど、素晴らしい打線なので一人ひとり初心に帰って抑えようと思っていきました」と振り返り、打撃に関しては「徐々にですけどいい方向に来ていると思うので、チームが勝っているのが救いかなと思いますし、もっともっと自分が活躍して楽に勝てるように、しっかり頑張っていきたいと思う」と話した。20連戦については「シーズンの中でも長い連戦ですし、遠征もあるので、なかなかきついスケジュールのところだと思うんですけど、なんとかいい流れで乗り切れるように頑張りたいなと思います」とした。

 これで通算成績は、投手は3試合で2勝2敗、防御率4・19、打者は19試合で80打数19安打で打率・238、3本塁打、10打点、3盗塁となった。

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