女房役・スタッシ 大谷の投球を分析「打ち取るためのさまざまな方法を持っている。きょうは直球が…」

[ 2022年4月28日 18:11 ]

ア・リーグ   エンゼルス9―5ガーディアンズ ( 2022年4月27日    アナハイム )

<エンゼルス・ガーディアンズ>勝利し、スタッシとハイタッチする大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は27日(日本時間28日)、本拠地エンゼルススタジアムでのガーディアンズ戦に今季4度目の「2番・投手」で投打同時出場し、先発登板で初めての1試合3安打するなど投打で活躍。粘りの投球で5回5安打2失点に抑えて今季2勝目を挙げ、打っては本拠地初打点となる右越え適時二塁打するなど今季初の1試合3安打をマークしてチームの4連勝に貢献した。

 この日の試合を含め、今季の大谷の登板4試合すべてで捕手を務めているスタッシは試合後、大谷は投球について「彼はメジャーリーガーたちを打ち取るためのさまざまな方法を持っている。ある日は速球が多く、ある日は前回登板のアストロズ戦で見たようなスライダーが多い。開幕・アストロズ戦はそれがカーブだった。だから、複数の手段を駆使して、とにかく打者の狙い球を予測し続けることが大事」と指摘。この日の投球には「きょうは直球は良かった。相手打者のスイングも直球に合っていなかった。驚異的な仕事をした」と話した。

 大谷は初回、ラミレスに真ん中に入ったスライダーを右中間に5号2点本塁打されたが、2回以降は粘りの投球。味方打線が同点に追いついた直後の2回は1死一、二塁とされたが無失点で切り抜け、ウォードの満塁本塁打で4点のリードをもらった3回以降は直球中心の組み立てに変え、5回までスコアボードに「0」を並べてマウンドを降りた。この日の最速は98・8マイル(約159キロ)。全86球を投げストライクは59球で、ストライク率は今季最も高い68・6%。試合後には「捕手のスタッシと相談しながら投球パターンを変えていきました」と振り返っていた。

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