巨人・原監督 山崎伊織のプロ初勝利に「まあ少し…何ていうか、時間を使ったなっていう感じがしますね」

[ 2022年4月28日 21:50 ]

セ・リーグ   巨人7―0DeNA ( 2022年4月28日    横浜 )

<D・巨>原監督(左)とウイニングボールを手に笑顔の山崎伊 (撮影・白鳥 佳樹)
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 首位・巨人は山崎伊織の6回3安打無失点好投と主砲・岡本和真の3戦連発となる9号2ランなどでDeNAに快勝。3カード連続勝ち越しを決め、両リーグ一番乗りとなるシーズン20勝に到達した。2020年ドラフト2位の23歳・山崎伊はプロ4度目の登板、3度目の先発マウンドで待望のプロ初勝利を挙げた。

 登板間隔を空けてマウンドに送った原監督は山崎伊のプロ初勝利に対して「そうですね、まあ少し…良い、何ていうか、時間を使ったなっていう感じがしますね。精度も、スピードも、非常に良いときに近くなっていますね」と淡々と語った。序盤からの粘りを見せた右腕に「うんうん、まあでも、ナイスピッチングでね」と静かに称えた。

 開幕29試合で早くも今季6人目、巨人では2012年以来10年ぶりとなった同一シーズン6人目のプロ初勝利を挙げた山崎伊。若い投手が次々と結果を出している現状に指揮官は「いやまあ、あの…経験値はやっぱり少ない人たちがメンバーにいると。しかしそこそこ戦える選手たちである、というところだと思いますね。まあ、あとは、うーん…さらにさらにというね、そういう気持ちで野球に取り組ませる。あるいは取り組んでもらいたいと、いうところですね」と新戦力の投手陣たちには満足することなく精進することを望んだ。

 山崎伊のプロ野球人生はこれからスタートする。見守り続けてきた23歳に今、原監督が言葉をかけるとしたらと問われ「まあ、スタートしたばかりですからね。ですからそこは、本人が一番、何て言うか…腕を振って、思い切って体を使って投げられると言うことがどれだけ素晴らしいことかというのはね、本人が一番分かっていることだと思います。それを続けていくことがね、プロ野球選手の価値の高さということになるわけですから」とあえて褒め称えることはせず、さらなる進化を願う言葉は、原監督の期待の高さでもある。

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