【大谷翔平 一問一答】「最低限の回は投げられた」「徐々にいい打席が増えている」

[ 2022年4月28日 15:44 ]

ア・リーグ   エンゼルス9―5ガーディアンズ ( 2022年4月27日    アナハイム )

エンゼルス・大谷翔平投手(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は27日(日本時間28日)、本拠地エンゼルススタジアムでのガーディアンズ戦に今季4度目の「2番・投手」で投打同時出場し、先発登板で初めての1試合3安打するなどの投打で活躍。初回に2ランを浴びたが、粘りの投球で5回5安打2失点に抑えて今季2勝目を挙げ、打っては本拠地初打点となる右越え適時二塁打するなど今季初の1試合3安打をマークしてチームの4連勝に貢献した。

 試合後の主な一問一答は以下の通り。

――試合を振り返ってどうですか?

大谷 みんな調子がいいので打線に救われた部分があります。

――立ち上がりの失点後、打線の援護がすぐにありましたね?

大谷 僕が失点してしまって悪い流れになったんですが、いい流れにしてくれて、逆にそこに救われて僕もいい流れになった。

――2回2失点で今季2勝目で、本拠地初勝利。投球内容はどうでしたか?

大谷 球数も多かったですし、走者も出したんで苦しかったんですけど、最低限の回は投げられたのでそこは唯一いいところかなと思います。

――初回にラミレスに2ランを打たれるなど苦しい立ち上がりでした。

大谷 素晴らしい打者なので打たれる可能性はありますけど、初回であのような球はいけないですけど、5回まで投げられたのでよかったです。

――初回以降はどういうところを意識しましたか?

大谷 3回くらいから体が温まってきて、いい動きが多くなった。きょうのように気温の低い日は、試合の入りが大事かなと思います。

――寒さの影響があった?

大谷 寒さというよりも初回に入る前のブルペンの強度だったり、アップの仕方だったりとか、常に同じ気温ではないので、これからまだまだ寒い所もあるので、この経験を生かしていきたいと思います。

――打撃では3安打でした。登板時の打率は3割5分を超えています。

大谷 特に投げている時は、打席中での考えることがないのでそこが良い結果につながっている。ただ全打席そうすると結果が残らないので、どういうふうに修正すればいいのか、考えていきたい。

――きょうはスプリットが決まらなかった。

大谷 捕手のスタッシと相談しながら投球パターンを変えていきました。

――昨日は初めて外でフリー打撃しました。

大谷 気分転換もありますし、本来は外で打ちたい気持ちもありますけど、なかなかローテーションで回りながらだと難しいので、いつ入れるか考えながら入りたいなと思います。

――きょうは結果が出ましたね。

大谷 徐々にいい打席が増えていると思うので、劇的な変化は求めないようにしたいですし、毎試合毎試合修正しながら少しずつ上げていきたいと思います。

――調子がないように見えたのですが、どの球を軸に投げようと思いましたか?

大谷 スライダーに強かったので途中から切り替えて真っすぐでどんどん攻めようと。点差も点差でしたし、球数もかさんでいたので長い回を投げるにはどんどんストライクでいくしかないですし、そういう割り切りかなとは思います。

――5回を投げ切りましたが、ターニングポイントは?

大谷 ウォード選手の本塁打かなと思います。そういう点差になれば、ある程度いくしかないですし、きょうのように中継ぎが休みの多い日はなるべく長く投げなきゃいけないので。

――疲れなどありますか?

大谷 ないです。20連戦なのでみんな休み入れながらいくと思いますし、最初の方から飛ばし過ぎないように全体の流れを見ながら考えたいなと思います。

――前回からグラブをおなかの前に置いている狙い、効果は?

大谷 クセですね。球種のクセ(対策)ですね。投げていれば打者の反応でおかしいなって分かるものなので。本当は試合の時に気付いてすぐ変えればいいんですけど、なかなかそうはいかないので毎試合見ながら、自分のメカニックが崩れないように変えていきたい。

――打撃で、低い球をストライクとされることもあるんですが、自分の打撃を崩れないようにしているとかの部分はどうですか?

大谷 気にすることはないですし、気にしちゃいけないと思っています。枠の外を(ストライクを)とられたら、それはしようがないですし、僕のミスではないですし、いい所に投げた投手だったり、審判のクセを理解した捕手の配球だと思う。必ず失投は来ますし、全球がコースに投げられるわけではないので、なるべく甘い球を打つのが打撃の基本かなと思っています。

――ここまでの自身について。

大谷 開幕戦も投げましたし、いいところで打たせてもらっているので自分の調子が上がらない時にこうやって勝っているのは救われていますし、逆に言えばこういう状況が常に続いていくわけではないので、もしそうなった時に自分がもう一段助けられるようにしたい。

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