阪神・青柳 15日からの巨人3連戦で昇格も コロナから実戦復帰で2回零封「打者ありきで投げないと」

[ 2022年4月3日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神0-2オリックス ( 2022年4月2日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・オ>4回から2イニングを抑えた青柳
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 新型コロナウイルスに感染して出遅れていた阪神・青柳が2日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)で実戦復帰した。中継ぎで2回を無安打無失点。早ければ、15日からの巨人3連戦で昇格するプランも見えてきた。

 「狙ったところに投げ切れていないのが多かった。意図したボールでないのが多かった。結果は良かっただけで、まだまだです」

 3月11日の中日とのオープン戦以来、約3週間ぶりのマウンド。自己評価は辛口でも、大きな一歩を踏み出した。4回から2番手登板し、格の違いを見せつけるように安打は許さなかった。全球種投じた変化球は制球が甘くなり、抜け球もあったが、3奪三振。「最後のスライダーだけは意図したボールがいった」と5回2死で元を空振り三振に仕留めた外角低めへの1球にはうなずいた。

 内定していた開幕投手を断念し、隔離期間を経て27日に練習を再開。ブランクは隠せなかったが、今後は調整ペースを上げていくつもりで、「ブルペンでいくらできても、打者ありきで投げないと」と次戦を見据えた。

 平田2軍監督は「次は長いイニングを投げて、後は1軍の判断」と説明。8日からのウエスタン・広島戦に先発し、問題なければ、そのまま翌週の1軍昇格が見えてくる。(遠藤 礼)

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2022年4月3日のニュース