巨人・原監督「誠司がセーフになったわけだから」と小林の好走塁を評価 大城→小林についても説明

[ 2022年4月3日 18:08 ]

セ・リーグ   巨人9―5阪神 ( 2022年4月3日    東京D )

<巨・神>7回、安打を放ち、笑顔を見せる小林(撮影・河野 光希)
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 巨人の小林誠司捕手(32)が阪神戦(東京D)で8番に入り、4試合ぶりのスタメンマスク。見事なリードに加えて貴重な追加点につながる安打を放って好走塁まで披露し、ドラフト3位右腕・赤星優志投手(22=日大)のセ・リーグ新人一番乗りとなるプロ初勝利に大きく貢献した。

 小林は5―2で迎えた7回、2死一、二塁で入った第4打席でこの回から登板した4番手右腕・アルカンタラの初球、150キロの外角直球を中前に弾き返して満塁のチャンスを築いた。続いて赤星の代打に出たウィーラーの打球は遊撃へのゴロ。打球を処理した中野は二塁へ送球したが、間一髪のタイミングで小林がセーフとなってウィーラーの当たりが適時内野安打になると、さらに吉川が打った打球は高く上がって左翼へ。前進してきた糸井が一歩及ばず、左前にポトリと落ちる(記録は二塁打)間に満塁の走者がすべて本塁生還を果たしてこの回一挙4点の追加点が入った。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は7回のビッグイニングについて「よくつないだ状態でウィーラーの打球に対してファーストランナーがリードオフからのスタートというね、誠司がセーフになったわけだから、セカンドでね。相当いい走塁を、スタートをしたというところですね」と足が速いとはいえない小林の好走塁をうれしそうに評価した。

 また、赤星はプロ初登板初先発で6回5安打1失点と好投した3月27日の中日戦(東京D)では大城卓三捕手(29)とコンビを組んだが、2度目の先発となったこの日は小林との初バッテリー。「小林はうちでも非常に守るという部分においては一番ですから。大城はずっと使っているとスタミナがないもんだから、ちょうどいいところでね、2人合わせると3人分くらいになる」と笑顔で説明していた。

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2022年4月3日のニュース