ロッテ・朗希 待望の今季&本拠地初勝利 最速163キロで自己最多13奪三振

[ 2022年4月3日 16:50 ]

パ・リーグ   ロッテ4ー2西武 ( 2022年4月3日    ZOZOマリン )

<ロ・西3>7回無死三塁、気迫の投球の佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が3日の西武戦(ZOZOマリン)に先発。8回3安打1失点、自己最多となる毎回の13奪三振を記録し、今季初勝利を挙げた。同時に3年目で、本拠地での初勝利ともなった。

 初回からエンジン全開だった。先頭の岸に対して自己最速にあと1キロに迫る163キロを計測。カウント1-2からスライダーで空振り三振に仕留めると、続くオグレディも直球で追い込み、フォークボールで空振り三振。3番・源田にはカウント3-0としたが、160キロ直球でストライクを取り、最後は161キロ直球で遊ゴロに封じた。初回に投じた直球10球はすべて160キロ以上だった。5回まで毎回、2個ずつ三振を奪い、5回で2桁奪三振に到達。3-0の7回、先頭の源田に三塁打を許し、その後の内野ゴロで1点を失ったが、崩れることはなかった。

 打線も力強く佐々木朗を援護した。「8番・二塁」でスタメン出場した平沢が2回1死二塁、2019年9月9日ソフトバンク戦(ヤフオクD)以来、3年ぶりの安打となる右前打で先制点をたたき出すと、6回にも平沢、松川の連続適時打で2得点と着実に加点。投打がかみ合う形での3連勝となった。

 佐々木朗は今季初登板となった3月27日楽天戦(楽天生命)で浅村に対し、自己最速を更新する164キロを計測。6回4安打3失点、5者連続を含む10個の三振を奪うなど試合をつくったが、白星は得られなかった。今季2試合目の登板は、相手を寄せ付けない迫力十分の投球。完璧な内容の今季初白星だった。

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2022年4月3日のニュース