西武・森友哉がマスク投げつけ骨折 過去のプレー外の負傷 冷蔵庫殴打、叩きつけたバットで骨折

[ 2022年4月3日 18:35 ]

西武・森友哉

 3日に右示指基節骨骨折のため出場選手登録を抹消された西武・森友哉捕手(26)について、同日のロッテ戦後に辻発彦監督(63)が状況を説明。森は前日の同戦に「5番・捕手」で出場。3打数無安打で8回の守備からベンチに退き、チームも1―8で3連敗を喫していたが、指揮官は「ロッカーでマスクを投げつけた時にアクシデントがあったらしい。殴ったとかではない」と語った。

 さらに辻監督は「試合中のケガは付き物で仕方ないが、終わってからのロッカーでの出来事であればそれはしっかり考え直さないと。チームとして許されることではない。彼自身が野球観を変えて、またチームのために泥だらけになってくれるのを望む」とした。今後の診察によるが、全治までは2カ月ほどが見込まれている。

 過去に起きた主なプレー以外での負傷は以下の通り。

 ☆阪神・フィルダー 89年9月14日の巨人戦で三振後、バットを叩きつけたが、はね返って小指に直撃し、右手第5中手骨骨折。全治1カ月。

 ☆ロッテ・伊良部 95年4月12日の西武戦は8回2失点も援護なく敗戦。宿舎へ帰るバスを降りた後に何かを蹴り、左足打撲捻挫で全治5日。

 ☆西武・豊田 03年9月24日のロッテ戦で1点リードの9回に登板も、追い付かれて降板。ベンチのクーラーボックスのガラスを右手で叩き割り、右手甲を3針縫う裂傷。

 ☆ダイエー(現ソフトバンク)・杉内 04年6月1日のロッテ戦で2回7失点でKOされ、味方の制止を振り切りベンチのいすを殴打。「両手の第5中手骨骨折」の重傷を負った。

 ☆DeNA・パットン 19年8月3日の巨人戦で8回に登板し2失点で追い付かれた。降板後、ベンチの冷蔵庫を右、左、右と3発殴打。右第5中手手根関節脱臼骨折と診断され患部の整復手術のため米国へ帰国した。

 ☆日本ハム・中田 21年4月7日のソフトバンク戦の5回に空振り三振後、ベンチ内でバットを叩きつけ破壊。その後にベンチ裏で転倒して右目付近を強打し途中交代。翌8日に右目を大きく腫らした姿で球場に姿を現し試合も欠場した。

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