エンゼルス・大谷に元ロッテ指揮官・ボビー氏が太鼓判「世界最高の選手。今季はさらに向上するはず」

[ 2022年4月3日 02:30 ]

オープン戦   エンゼルス7―6レッズ ( 2022年4月1日    テンピ )

<エンゼルス・レッズ> 初回、三塁打を放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が1日(日本時間2日)、レッズとのオープン戦の初回に中越え三塁打を放った。4試合連続安打と好調を維持して、アリゾナでの実戦が終了。ロッテ、メッツなどで監督を務め、今季から地元中継局バリースポーツ・ウエストの解説者に就任したボビー・バレンタイン氏(71)が活躍に太鼓判を押した。

 スタンドのファンがどよめいた。初回1死。大谷が先発右腕オブライエンの93マイル(約150キロ)真ん中直球を強振。打球はワンバウンドで中堅フェンスに当たった。二塁手前で一度は速度を落としたが、打球を処理した中堅手が近くにいた右翼手にゆっくり返球。それを見た大谷は再び加速し、三塁を陥れた。

 今オープン戦初の三塁打で4試合連続安打とし、打率はちょうど3割に。昨季両リーグトップタイの三塁打8本を記録した快足は健在だ。今季は開幕から主に1番を務める予定だが、主砲トラウトと打順を入れ替えて2番で起用したジョー・マドン監督は「逆にした並びを試したかった」と説明。両者の並びが得点力の鍵を握る。

 この日は監督経験が豊富で日米のファンに親しまれ、今季から地元中継局バリースポーツ・ウエストの解説者に就任するバレンタイン氏が来場。大谷について「世界最高の選手。今季はさらに向上するはず。(ワールドシリーズの)チャンピオンリングを勝ち取ってほしい」と期待した。

 試合前には2年ぶりに再会した秋山と談笑した大谷。視界は良好。アリゾナでのオープン戦出場を終え、3日(同4日)からのドジャース3連戦が開幕までの最終調整となる。(柳原 直之)

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