日本ハム・新庄監督の采配が裏目 なぜ吉田正を歩かせなかったのか

[ 2022年4月3日 19:10 ]

パ・リーグ   日本ハム2―4オリックス ( 2022年4月3日    京セラドーム大阪 )

<オ・日>8回終了後、勝ち越しの2点適時打を浴びた宮西(25)を迎えて言葉をかける新庄監督(撮影・坂田 高浩)
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 日本ハム・新庄監督の采配が裏目となった。オリックスに2―4で逆転負けし、今季2度目の同一カード3連敗。同点で迎えた8回1死二、三塁で4番・吉田正に決勝打を許した。試合後、取材に応じなかった新庄監督は球団広報を通じて「ミスが多いとこうなるね。これから、これから」と、コメントだけを残して球場を後にした。

 采配に疑問符がついたのは8回だ。この回からマウンドに上がった宮西が1死三塁で紅林に対してカウント3―1にすると、新庄監督は申告敬遠で歩かせた。マウンドの宮西もけげんな表情を浮かべ、次打者の吉田正に対してボール先行。二盗を挟んで3ボールとなった時点で一塁が空いていたが、ここでは新庄監督は動かなかった。

 3ボールとなれば、吉田正を歩かせて満塁策とするのがセオリーだ。さらに、次打者はこの日無安打と苦しむ杉本。3ボールからストライクが入って「勝負」と分かると、打席の吉田正も首をかしげ、苛立ちの表情をみせていた。結果的には吉田正に打たれ、杉本は空振り三振と裏目だった。

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