ドラフト候補の大石が5安打完封! 連勝の近大が勝ち点一番乗り

[ 2022年4月3日 14:37 ]

関西学生野球春季リーグ 第1節第2日   近大1―0立命大 ( 2022年4月3日    わかさスタジアム京都 )

<立命大・近大>立命大打線を5安打完封した近大・大石晨慈(撮影・岸 良祐) 
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 近大が立命大を下して開幕2連勝。リーグ一番乗りで勝ち点を獲得した。

 今秋ドラフト候補左腕の大石晨慈(4年=近大付)は137球を投げ、2桁10三振を奪って5安打完封。四球もわずかに1で、自身大学初、公式戦では高校時代の18年夏の南大阪大会決勝で甲子園出場に導いて以来のシャットアウト劇だった。

 「自分が崩れる時は無駄な四球が多いので、それがなかったことが良かった。今日に照準を合わせてきたので、うまく投げられたと思います」

 直球の最速こそ143キロにとどまったが、初回から最終回まで常時130キロ台後半から140キロ台前半で安定。右打者へ対して外に逃げるように落ちるチェンジアップが有効で、タイミングを完璧に外した。打者としても8回2死走者なしから右越え三塁打。次打者の適時打で生還し、決勝のホームを踏むなど投打で独り舞台の活躍だった。

 近大の昨秋チーム防御率は4・40で、優勝した関大の1・72とは圧倒的な開きがあったが、今季は開幕戦でも自責点は0で、2戦を終えて0・00。田中秀昌監督は「投手が2試合連続で非常に粘り強く投げてくれた。素晴らしいの一言」と称えていた。

 ◇大石 晨慈(おおいし・しんじ)2000年(平12)7月30日生まれ、大阪府藤井寺市出身の21歳。藤井寺小3年から藤の里アトムズで野球を始め、藤井寺第三中では羽曳野ボーイズに所属。近大付では1年夏から背番号1。近大では2年秋からリーグ戦に登板し通算8勝。最速150キロに球種はカットボール、カーブ、チェンジアップを操る。1メートル80、90キロ。左投げ左打ち。

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2022年4月3日のニュース