巨人・吉川尚輝、満塁走者一掃の二塁打!3安打3打点2盗塁と大活躍も「必死にやっているだけなので」

[ 2022年4月3日 18:55 ]

セ・リーグ   巨人9―5阪神 ( 2022年4月3日    東京D )

<巨・神>7回、吉川尚は3点適時二塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 巨人の吉川尚輝内野手(27)が阪神戦(東京D)で今季初の猛打賞となる3安打3打点2盗塁の大活躍。チームの6連勝に大きく貢献した。

 「1番・二塁」に入り、開幕戦から9試合連続先発出場。5―2で迎えた7回、代打・ウィーラーの適時内野安打で1点を追加した後だった。なおも続いた2死満塁で入った第5打席。吉川はこの回から登板した4番手右腕・アルカンタラがフルカウントから投げた8球目の外角149キロ直球を叩くと、打球は高く上がって左翼へ。前進してきた糸井が一歩及ばず、左前にポトリと落ちる間に満塁の走者が全員本塁生還を果たし、吉川の3点適時二塁打となった。

 初回の第1打席で左前打と二盗、6回の第4打席では右前打を放って再び二盗も決めており、これで今季初の猛打賞。さらに3月31日のヤクルト戦(神宮)から4試合連続安打となり、その間、打率・444(18打数8安打)と好調を維持している。

 試合後、7回の打席について聞かれた吉川は「2球で追い込まれたのでなんとか3―2までいって、結果的にヒットになったんで、点も入ったんで、良かったかなと思います」とまずはコメント。「前回いいピッチングしたけど勝てなかった、勝たせてあげられなかったというのがあったんで、本当、初回ね、翔さんがホームラン打って、いい流れで、初回もしっかり抑えてくれたんで、いい流れで攻撃に入れましたし、何とか初勝利と、はい。粘り強いピッチングをしてくれたんで、良かったかなと思います」とドラフト3位右腕・赤星のプロ初勝利をアシストできたことを喜んだ。

 キャンプから打撃を課題にしている中で前日に続いて初回の第1打席で安打を記録した。「そうですね、まあ、たまたまヒット打ててるだけなんで、はい。ヒット打てるように、いい準備をしてやっていきたいなと思っています」。この日は2盗塁も決めたが「そうですね。そこは臨機応変に、得点圏に走者がいければ後ろにすごい打者がたくさんいるので、得点に、ホームにかえってこられるようにと思って走塁をしています」とし、球が見えているのではという指摘には「それはないですけど、必死にやっているだけなので。いい日もあれば悪い日もあると思うので、一日一日をしっかり準備してやっていきたいなとは思います」としっかりと答えた。

 また、好守を連発した2日の試合後には原辰徳監督(63)が「今日はバッティングもさることながら尚輝の守備力というのがね、いきましたね。非常にこのところ、存在感が出てきたなって感じがしますね」と話していたが、吉川は「守備からいいリズムをつくれたらいい攻撃もできると思うので、守備は一番大事にして、これからもやっていきたいと思います」と話していた。

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2022年4月3日のニュース