“ビッグボス流ローテ”裏目…日本ハム・大海でも勝てず「間隔も空いて変な力み」

[ 2022年4月3日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム0―7オリックス ( 2022年4月2日    京セラD )

<オ・日>4回2死、山本(18番)との投げ合いに笑顔を見せる伊藤(撮影・坂田 高浩)
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 「宝の持ち腐れ」というフレーズが適切だろう。日本ハムの伊藤は開幕から8試合目でようやく今季初先発となった。いわゆる「谷間の先発」ではない。昨季10勝を挙げ、エースの上沢とともに先発の柱である。小刻みに継投した3月25日の開幕戦(対ソフトバンク)で中継ぎ登板したためで、本人も「うずうずを通り越して気持ち悪い」とフラストレーションをためていた。

 誤算も生じた。オリックス先発は山本。中6日なら前日も、想定外の中7日となり、伊藤は絶対エースと投げ合うことになった。6回2失点と好投も、山本は7回無失点。中継ぎ登板から中7日で「間隔も空いて変な力みもあった」と振り返るように、変則的な起用法の影響が出てしまった。

 新庄監督は勝利の確率を上げるため、エース対決を避ける戦略を掲げ、実際にエースの上沢を2カード目の本拠地開幕初戦で先発させた。ただ、伊藤については裏目に。「(好投手と投げ)合う時もあるよね」と自らに言い聞かせるように話した。(清藤 駿太)

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2022年4月3日のニュース