ロッテ・朗希 自己最多13Kで今季初白星 女房役・松川の言葉で緊張ほぐれた「大丈夫っしょと…」

[ 2022年4月3日 17:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4ー2西武 ( 2022年4月3日    ZOZOマリン )

<ロ・西3>左から初打点の松川、ZOZOマリン初勝利の佐々木朗、スタメン起用に答えた平沢(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が3日の西武戦(ZOZOマリン)に先発。自己最長タイの8回を投げ、3安打1失点。自己最多の13三振を奪う好投で今季初勝利をマークした。3年目で初めての本拠地での白星。お立ち台から見える景色を問われ「最高です」と笑顔だった。

 西武打線を力でねじ伏せた。初回、先頭の岸に対し、自己最速にあと1キロに迫る163キロを計測。直球で追い込んで最後はスライダーで見逃し三振に仕留めると、2番・オグレディもフォークボールで空振り三振。3番・源田は161キロで遊ゴロに打ち取るなど、初回に投じた10球の直球はすべて160キロ超。抜群の立ち上がりだった。

 試合前は「緊張していた」という。しかし女房役のドラフト1位ルーキー・松川からの言葉が緊張を解いた。「大丈夫っしょと言ってくれたので、大丈夫かなと思って投げました」。2回に味方が先制点を挙げるとペースは加速。5回まで毎回、2個ずつの三振を奪い、5回で2桁奪三振。3-0の7回に1点を失ったが、動じることはなかった。「(松川は)落ち着いていて、1年目とは思えないです。本当にいいリードをしてくれたので、その要求通りしっかり投げられたと思います」と信頼感を口にした。
 
 今季初登板となった3月27日楽天戦(楽天生命)で浅村に対し、自己最速を更新する164キロを計測。6回4安打3失点、5者連続を含む10個の三振を奪うなど試合をつくったが、白星は得られなかった。この日は自己最速こそ出なかったが、最速163キロ直球を軸に、スライダー、フォーク、カーブなど変化球が制球よく決まった。「しっかり操れていたと思うので、しっかり投げ切れたかなと思います」。8回99球とペース配分も絶妙だった。

 今季2試合目での初勝利。圧倒的な力で相手をねじ伏せる能力を改めて証明した。「しっかり1年間ローテーションで投げ続けれるように頑張りたい」。最高の形で怪物のシーズンが幕を開けた。

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