楽天 コロナで2日、3日のソフトバンク戦延期 計9人陽性

[ 2022年4月3日 05:30 ]

試合が中止になり球場を出る観客たち(撮影・篠原岳夫)
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 日本野球機構(NPB)と12球団は2日午前、オンラインで臨時の実行委員会を開き、2、3日に予定されていた楽天―ソフトバンク戦(楽天生命パーク)の延期を決めた。楽天で計9人の新型コロナウイルス陽性者が判明し、感染拡大を防ぐため。チーム活動も停止する。感染力が強いオミクロン株が流行して以来、1軍公式戦の延期は初めてで、代替日は未定。

 チームで1日に則本、ブセニッツ、西口、小峯、安田、川島、小深田、小山投手コーチと8人の陽性が発覚。3月27日には茂木が陽性判定を受けた。12球団は「選手間の接触を制限する。それで収束を図るのは正しいやり方」とする新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家の意見を取り入れ、保健所からの指導ではなく、自主的判断で中止を決断した。NPBの井原敦事務局長は「事業継続は大前提だが、拡大した感染の収束を早急に図るのも重要」と説明。5日以降の試合は、開催を前提としながら「状況を把握しての判断になる」と慎重に語った。

 中止発表は、午後2時のプレーボールに向けて開場を済ませた後の午後0時30分。楽天の石井監督も沈痛な面持ちで「凄く残念な気持ちと、ちょっと悔しい気持ちが純粋にある」と語り、「いろいろなことをもう一回スタートさせるためには大事な期間として、しっかり使いたい」と話した。

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