【中日・立浪監督語録】柳をマウンドで直々に激励「ちょっと暗示をかけたといいましょうか」

[ 2022年4月3日 17:25 ]

セ・リーグ   中日1-0広島 ( 2022年4月3日    バンテリンD )

<中・広(3)>完封勝利を挙げた柳(右)をハイタッチで迎える立浪監督(撮影・椎名 航)
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 中日の柳裕也投手(27)が、3日の広島戦で3安打完封勝利を果たした。133球の熱投で、両リーグ通じて初めての完封を達成。中日は3連勝で借金1まで前進した。以下は、試合後の立浪監督と一問一答。

 ―柳が完封。
 「1点しか取れなかったですが、その1点を最後まで。自分が行くんだ、という気持ちの強い選手ですから、ベンチとしても非常にありがたいです」

 ―気持ちが出ていた。
 「初めから、0でいっている限りは、こちらも代えるつもりもなかったですし、最後はピンチを迎えたんですが、よく踏ん張ってくれました」

 ―マウンドで直々に激励した。
 「1回、間合いを取りに行って、というのもあるんですけど。特別なことは言ってないですが、ここまで頑張ったんだから、もう1回、腕振って。必ずゲッツー取れるから、と。ちょっと暗示をかけたといいましょうかね。それが本当にダブルプレーになりましたね」

 ―代えるつもりはなかったか。
 「あそこまで行ったらね。もちろん逆転されれば考えますけど、柳に託しました」

 ―1人で投げ切ったことは大きい。
 「ローテーションの中で何人かは8回、もしくは完投という投手が出てこないと、毎日中継ぎも投げていますと、必ずしわ寄せが来ますから。きょうは良い形で最後まで行ってくれた」

 ―先制打が決勝点に。
 「本当にチャンスがそこしかなかったんですが、そのワンチャンスをいかせたので結果、1点で勝てた。打つ方は初めに出ている選手がこれから調子が上がっていくように、何とかもう少し点数を取れるように。勝っている間に何とかやっていきたい」

 ―ビシエドの状態が上がってきた。
 「昨日の最後のツーベースもそうですが、きょうはインコース、厳しいところをあのような長打が出てきたので、これからかなと。期待してますし、ビシエドがやってくれないと点が取れないですから。どんどん上がっていけばいいな、と」

 ―3連勝。
 「毎日でも勝ちたいぐらいですが、相手もあることですし。とにかく接戦、リードしているゲームを1試合でも落とさないように、これからも戦っていきたい」

 ―あとは得点力アップ。
 「その通りです。ただ、ご覧のとおり、この球場では相手もなかなか打てない。でも、そういう球場を本拠地にしている我々は、それではいけない。何とか工夫しながら、明日からやっていきたいです」

 ―来週からは“狭い”球場だ。
 「ふふふ。打者は感覚が微妙なところでね。ここで状態が上がらないと、よそに行ったからとて、打てるわけではないですが、ただ、気持ちの部分は大きいと思う。逆に1点でも失点を少なくして、点数を取れるように。ミスが出ていますから、気を引き締めてやっていきたい」

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2022年4月3日のニュース