雄平 ヤクルトひと筋19年 引退試合で2打数1安打の活躍“最後の雄姿”飾る

[ 2021年11月1日 22:08 ]

セ・リーグ   ヤクルト7ー9広島 ( 2021年11月1日    神宮 )

<ヤ・広>7回、安打を放った雄平(撮影・島崎忠彦)
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 今季限りで引退するヤクルト・雄平外野手(37)が1日、レギュラーシーズン最終戦となる広島戦(神宮)の6回から途中出場。最後の打席は二ゴロに倒れたが、今季初打席となった7回の第1打席では安打を記録。現役19年間をヤクルトひと筋で貫いてきた背番号41の引退試合は2打数1安打で終え、本拠・神宮で最後の雄姿を見せた。

 この日は5回裏終了時に雄平の引退セレモニーが行われ、雄平は直後の6回表から途中出場。大歓声の中、守備位置につくと帽子をとって四方に頭を下げた。すると7回の第1打席、相手5番手・森浦から左前打で出塁。外角146キロのストレートを見事なバットコントロールで弾き返した。

 現役最後の打席となった8回の2打席目は二ゴロに倒れたが、スタンドからは大きな拍手。試合は7―9で敗れたが9回終了までプレーを続けた。

 雄平は02年ドラフト1巡目で投手として入団し、144試合に登板して18勝。10年から野手に転向し、14年には打率・316、23本塁打で初のベストナインに選出。15年もレギュラーとして優勝に貢献した。その後もチームを支えたが、今季は故障もあってここまで1軍出場はなかった。

 ◇雄平(本名・高井雄平=たかい・ゆうへい)1984年(昭59)6月25日生まれ、神奈川県出身の37歳。東北高では2年時にセンバツ出場。02年ドラフト1巡目で投手としてヤクルト入団。03年6月11日巨人戦でプロ初勝利を挙げるなど1年目から5勝。入団8年目の10年からは打者転向で外野手登録となり、14年にはセ6位の打率.316でベストナイン、15年にはリーグ優勝に貢献した。14、15年球宴出場。1メートル74、83キロ、左投げ左打ち。

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