ヤクルト・雄平 高津監督同じく胴上げ5回宙に舞った!引退試合に感謝「幸せな19年間をありがとう」

[ 2021年11月1日 23:47 ]

セ・リーグ   ヤクルト7ー9広島 ( 2021年11月1日    神宮 )

<ヤクルト優勝セレモニー>場内一周を終えて胴上げされる雄平(撮影・篠原岳夫)
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 今季限りで引退するヤクルト・雄平外野手(37)が1日、レギュラーシーズン最終戦となる広島戦(神宮)の6回から途中出場。最後の打席は二ゴロに倒れたが、今季初打席となった7回の第1打席では安打を記録。試合後のインタビューでは「最高のチームメートと野球が出来て本当に楽しかったです」とヤクルトでの19年間を振り返った。

 雄平は優勝セレモニーで高津監督からコメントを求められると「まず初めにこのような場を開いて下さいましたヤクルト球団関係者の皆さま、並びに広島カープの皆さま、そして球場に足を運んで下さった皆さま本当にありがとうございました」と感謝のひと言。

 「今日を持ちまして私は現役を引退しますが、これまでたくさんの方々に支えて下さいました。歴代の監督さんをはじめ、たくさんのコーチの方々には多くのご指導をいただき、ここまで成長をすることが出来ました。そして、チームスタッフの皆さん。いつも全力で一生懸命サポートしてくださいました。本当にみなさんのサポートのおかげで、こうして最後まで思いっきりプレーすることが出来ました」と歴代の監督、スタッフなどにも感謝。

 さらに「尊敬する優しい先輩たち。仲良くしてくれた同級生。いつも可愛い可愛い後輩たち。最高のチームメートと野球が出来て本当に楽しかった。最高の思い出をありがとう。そして両親。子供の頃から何不自由なく野球をやらせてくれました。こんなにも丈夫に育ててくれてありがとう。娘たち。いつも元気で明るく笑顔でいてくれて、それだけでパワーをもらってます。そして妻、これまでたくさんサポートしてくれました。この場では伝えきれないぐらい気持ちでいっぱいです。ありがとう。色んな方々に支えられて幸せな現役生活を送ることができました」と続けた。

 今後へ向け「チームはこれからCS、日本シリーズと大事な試合が待っています。これからチーム一丸となり、必ず日本一になってるくれることを願ってます。“絶対大丈夫”です」と高津監督とチーム“お約束のフレーズ”で20年ぶり日本一へエールを送ると、最後に「また、みなさんとお会いできる日を楽しみにしております。19年間本当にありがとうございました」とコメント。

 監督やナインと優勝ベナントとともに場内一周を終えると胴上げされ、優勝が決まった時の高津監督と同じ回数である5回宙に舞った。

 ◇雄平(本名・高井雄平=たかい・ゆうへい)1984年(昭59)6月25日生まれ、神奈川県出身の37歳。東北高では2年時にセンバツ出場。02年ドラフト1巡目で投手としてヤクルト入団。03年6月11日巨人戦でプロ初勝利を挙げるなど1年目から5勝。入団8年目の10年からは打者転向で外野手登録となり、14年にはセ6位の打率.316でベストナイン、15年にはリーグ優勝に貢献した。14、15年球宴出場。1メートル74、83キロ、左投げ左打ち。

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