阪神・川藤OB会長 日本一へ大山がキーマンや!「結果を残さなあかん。大波小波では柱にはなれん」

[ 2021年11月1日 05:30 ]

<阪神練習>川藤OB会長(左)と話す矢野監督 (撮影・平嶋 理子) 
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 阪神の川藤幸三OB会長(72)が甲子園での練習を視察し、チームに頂点に立て――とエールを送った。そのキーマンには大山を指名。矢野監督ともネット裏で意見を交換した川藤会長は「結果は2位。そりゃあ悔しい。一番悔しいのは現場で戦った連中や。でも日本一になるチャンスはまだある。めげずに最後までやり切ってほしい」と自身が経験した85年以来の日本一への大号令を発した。

 期待を寄せるのはキャプテン大山だ。V逸の悔しさ、4番を外れた悔しさを、短期決戦にぶつけてほしいと力説。「大山はこれからの柱や。日本一になるチャンスがある限り、柱になるべき人間が結果を残さなあかん。大波小波では柱にはなれん」と今こそ攻撃の主役に名乗りをあげるときだと背中を押した。

 「川藤さんと、いろんな話ができて良かった」と語った指揮官とも大山を含めた投打の柱の必要性で意見は一致。「投手陣でもエースがいない。柱を作らなアカンと監督も痛切に感じていた。大山と佐藤輝が切磋琢磨(せっさたくま)することが一番大事や」とCSが、大山の今後を占う試金石になると分析した。(鈴木 光)

 《日本ハム・新庄新監督にエール「やったれ」》日本ハム・新庄新監督に対し、川藤OB会長が「話題ありきの監督でもええやないか。思い切ってやったれ」とエールを送った。阪神入団時からその成長を見届けてきた“浪速の春団治”は「最初に聞いたときは、さすがに驚いた。それでも野球というゲームは誰が監督でもそんなに変わるもんじゃない。いろんな問題も出てくるとは思うが、フロントとも切磋琢磨(せっさたくま)して乗り切って、いい球団にしていってほしい」と話し、再会を楽しみにしていた。

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2021年11月1日のニュース