巨人・坂本CS間に合った フリー打撃再開!右手首の状態について原監督「だいぶ良い」

[ 2021年11月1日 05:30 ]

笑顔でウオーミングアップする坂本(撮影・尾崎 有希)
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 右手首の状態を確かめながらの28スイングだった。巨人・坂本が死球の影響で痛みが残るため、24日以降回避してきたフリー打撃を再開した。約1週間ぶりの本格的な打撃練習で、左翼席に1本の柵越えも放った。

 11月6日からの阪神とのCSファーストS(甲子園)に向け行われた東京ドームでの全体練習。原監督は「だいぶ良いみたい。痛みもだいぶ取れた」と見守った。打撃練習後は報道陣をシャットアウト。非公開で行われた実戦形式の打撃練習で坂本は打席に立たなかったが、CSに間に合うメドが立った。

 第1戦の相手先発は高橋が濃厚。パワー系の左腕に今季、チームは2試合計16回を無得点に抑えられている。対戦打率も・109に封じられたが、坂本は6打数2安打でチームトップ・333をマークした。甲子園でCSを戦った10年は、第1戦で同年5試合0勝3敗と苦しんだ能見から、坂本が本塁打など5回までに計2安打してKO。敵地で天敵左腕を撃破し、3位からファイナルSに進出した。置かれた状況は似ており、再現を狙う。

 4番・岡本和が守備練習中に左脇腹を気にする仕草を見せ、大事を取って打撃練習は回避した。状態に不安が残る一方で、坂本の復調は明るい材料になる。「大事な試合は毎試合変わらない。一戦一戦集中してやっていく」と話す精神的支柱が、下克上を見据えて仕上げていく。(小野寺 大)

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2021年11月1日のニュース