ヤクルト・雄平 異例の試合途中の引退セレモニー 途中出場、今季初打席でいきなり左前打

[ 2021年11月1日 21:04 ]

セ・リーグ   ヤクルトー広島 ( 2021年11月1日    神宮 )

<ヤ・広>5回終了時に花束を手にする雄平(撮影・篠原岳夫)
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 今季限りで引退するヤクルト・雄平外野手(37)が1日の広島戦(神宮)で引退試合にベンチ入り。5回裏終了時に引退セレモニーが行われると、直後の6回から1番・塩見に代わって途中出場。7回の第1打席に鮮やかな流し打ちで左前へ安打を放った。

 引退セレモニーでは自身の現役時代を振り返るVTRをバックスクリーンで放映。VTRでは石川が雄平ついて「本当に野球少年だと思います。なかなかピッチャーをやって、その次野手って出来ないと思うんですけれど、雄平の真っ直ぐさがここまで出来た要因かなと思います」とコメント。続けて青木は「練習をやりすぎるのが雄平だと思うんですけど、いつも打撃マシンの前にいるような。ここまでやりすぎなければ、まだ現役やってるんじゃないですか?」と振り返った。

 映像が終わると、雄平はベンチ前で家族(子供)と選手を代表して青木から花束が贈られ、スタンドからは大きな拍手。ヤクルトファンはもちろん、広島ファンからも盛大に祝福された。

 雄平は6回表から1番・塩見に代わって途中出場。大歓声の中、守備位置につくと帽子をとって四方に頭を下げた。すると7回の第1打席、相手5番手・森浦から左前打で出塁。外角146キロのストレートを見事なバットコントロールで弾き返した。

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