“PS男”楽天・マー君 準備OK!主力相手に手応えの62球「内容は手応えも」

[ 2021年11月1日 05:30 ]

シート打撃に登板する田中将 (撮影・白鳥 佳樹)
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 「ポストシーズンの鬼」が、日本では8年ぶりとなるCSに向けて再始動した。楽天・田中将が31日、楽天生命パークでの全体練習でシート打撃に登板。2位・ロッテとのファーストSでの登板が有力で、本番を想定したシミュレーションで確かな手応えを得た。

 「間隔が空いてしまう中で、ほとんどゲームと同じレベルの強度で4イニング相当の負荷をかけることができて良かった」

 浅村、島内、鈴木大、岡島、銀次ら主力組を相手に、実戦さながらの状況で「予行演習」した。岸と滝中と交代でマウンドに上がり、インターバルをイニング間に見立てた。打者18人に62球を投げて4安打、1四球、2奪三振、最速は148キロを計測した。「味方同士のやりづらさは多少あった」としつつ、きっちりと制球されたボールで厳しく内角をつく場面も。「直球の手応えはまずまず。投球フォームのズレは感じたけど、内容は手応えもあった」とうなずいた。

 ポストシーズンにめっぽう強い。渡米前のCS(09、13年)の成績は計4試合で3勝0敗、1セーブ、防御率0・64。ヤンキースでもコロナ禍で変則開催だった昨季を除けば、19年まで8試合で5勝3敗、防御率1・79だった。「もちろんレギュラーシーズンとは違う。よそいきの野球にならないことが大事。自分が自分らしくいること」と心がけて戦ってきた。

 今季はロッテ戦で5試合に先発して1勝1敗ながら、防御率は1・46。打者の特徴はインプット済みだが「それを言うことで、相手に情報を与えることになるので控えたい」。秋も深まり「マー君の季節」が本番を迎える。(重光 晋太郎)
 

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2021年11月1日のニュース