阪神・ロハス CS中軸起用あるぞ 青柳撃ち弾で好調アピール “初三塁打”に大はしゃぎ

[ 2021年11月1日 05:30 ]

シート打撃で青柳(左)から本塁打を放つロハス(撮影・成瀬 徹)
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 中軸起用もある!CSファーストSに向けて行われたシート打撃で、阪神のロハス・ジュニアが快音を連発。自慢の長打力を発揮し、好調ぶりをアピールした。

 「良いコンディションを保つことができている。より良い結果を出すために、シーズンの反省を生かして今は取り組んでいるよ」

 状態はすこぶる良好だ。最初の打席では今季、最多勝、最高勝率の「2冠」に輝いた青柳からバックスクリーンに豪快な一撃を突き刺した。本番さながらにダイヤモンドを一周すると、続く打者として控えていた糸原とハイタッチを交わし、満面の笑みを見せた。2打席目は守屋の直球を捉えて右中間へ運び、全力疾走で一気に三塁を陥れた。シーズンでは記録していなかった“初三塁打”に手をたたいて喜び、テンションを上げた。

 「コロナの影響で来日が遅れて苦しい時期もあった。後半戦になって徐々に自分らしい打撃ができるようになってきたからクライマックスシリーズで活躍できるように頑張る」

 シーズンを通しては60試合出場、打率・217、8本塁打、21打点と納得できる数字は残せなかったが、コンディションが整い、日本の投手の配球などにも慣れてきた最終盤の10月16試合は同・294、2本塁打、5打点と数字を上げた。好調を維持したまま、CSでの貢献を目指す。

 井上ヘッドコーチもロハスについて「状態は悪くない」と評価した上で「短期決戦だけに調子が良い、悪いとか言っていられない。チームにとって最善の布陣を組めるように考えたい」と中軸起用の可能性を否定しなかった。悲願の日本一へ、本領発揮の時だ。(長谷川 凡記)

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