岡本和真と村上宗隆 最終戦最終打席までシビれた若き大砲のタイトル争い!10月以降ともに1発 打点1差

[ 2021年11月1日 23:05 ]

セ・リーグ全日程終了 ( 2021年11月1日 )

笑顔が似てる?巨人・岡本(右)とヤクルト・村上の試合中の珍しツーショット
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 セ・リーグは11月1日、ヤクルト―広島戦を行い、今季の全日程を終え個人タイトルが確定した。

 注目の本塁打王は、この日最終戦に出場した39発のヤクルト・村上宗隆内野手(21)と38発の広島・鈴木誠也外野手(27)ともに不発に終わり、全日程を終了していた巨人・岡本和真内野手(25)と村上が39発で最多本塁打のタイトルを獲得した。

 若き大砲同士のタイトル争い――。1発打てば追いつき、打点も離したと思ったらまた接近。G党も燕党も本当の本当の最終試合最終打席までハラハラ、ドキドキ。この日、9回に回ってきた村上の第5打席で本塁打が出たら岡本和の2年連続キングは消え、打点は村上が追いつき同時タイトルだった。

 結果的に2人がキングに輝いたが、岡本和が37号を放ったのは9月15日のDeNA戦(東京D)で、38号は同24日の阪神戦(同)。村上は9月24日の中日戦(神宮)で37号、同26日に38号を放って岡本和に追いついた。9月を終えた時点でともに38号で岡本和が残り18試合、村上が23試合残っていたが、お互い1本ずつ放っただけでの39号決着となった。若くして優勝争いをするチームの4番を務め、体力的にも精神的にも厳しかったであろう異例の長いシーズン。ネット上では両軍ファンから「おめでとう!」「本物だ」「来年も2人バチバチ期待しています」など、セ・リーグの打撃タイトルを最後まで楽しませてくれた2人に惜しみない称賛の声が贈られた。

 ちなみに鈴木誠は9月自己最多タイとなる12発で追い上げて9月終了32号。10月残り21試合で6発を放ち1本差まで迫ったが及ばなかった。

 セ・リーグで最多本塁打のタイトルを2人で分け合うのは04年のタフィー・ローズ(巨人)とタイロン・ウッズ(横浜)が45発で分け合って以来17年ぶり。日本人2人となると1984年に37発を放った掛布雅之(阪神)と宇野勝(中日)以来37年ぶりとなった。

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